これまで何度かAIについての記事を書きましたが、最近のAIを使った音楽ソフトの性能が凄かったりします。
SUNOというソフトですが、機能制限があるものの、無料版なら1日5回まで曲を作ることが出来ます。詞は自分で用意しなければなりませんが、
一応、AIにて作ってもらえることも可能です。詞とどのような感じで作ってほしいかを入力すると、曲がすぐに出来上がります。
無料版なら5分弱のものしか作れませんが。まだ課題もありますが、凄い勢いで進化していますね。
最近は、こういったソフトを使って色々なものが作られています。以前紹介したのは、アーチストのデータを勉強させて、新曲を作るというのがありましたが、
今回紹介するのは、あり得ないアレンジで作ってもらうというものです。例えば、レッド・ツェッペリンが50年代に作品を出していたらというものです。
メロディが別物で作られているので、違和感はあるかもしれませんが、成程、雰囲気は出ていますね。これはこれでアリかも知れません。
こちらは、ビックバンド風のツェッペリン。まぁ意表はついていますね。後は好みの問題ですね。モータウン風とかジャズ風もありました。
絶対あり得ないと思えるのが、レゲェ風のドアーズ。他にもカントリー風のメタリカもありましたが、ここまで来ると一発芸に近いものが……。
ただここにきて、生成AIに関する規制をどうするのか、日本でも動きは出て来ています。ただ、まだ日本は海外と比べると
大きな問題化とはなっていない感じです。AI法案とかの議論はありますが、罰則とかないような感じですので。
自民 AIによる権利や利益侵害発生で国指導など法案 会議で了承
最近、話題になっているのは、中国の「ディープシーク」というAIに関する問題とか。
ディープシークの何が危険なのか 使う前に知っておきたい注意点
生成AIに関する問題点としては、著作権で保護されたものを使って学習しているのでは?といったものもあります。
どのようなものを使って学習しているかなんて事はわからないですので、むやみに生成AIを使うべきではないという考えの人も
いるというのも事実です。こういった点の議論も進んでいくとは思いますが、なかなか難しい問題です。
また、イーロン・マスク氏の動きにも注目が集まりました。
この辺りの問題も、一筋縄ではいかない気がします。オープンAI側も営利目的へと方向転換との事もありますので。
自分としても、オープンAIがどのような組織なのか、まだしっかり理解していないので、この辺りはもう少し調べていきたいです。
AIに関しては、精度も高くなっていることも事実ですね。実際、この前のアメリカ大統領選挙でも、AIによるフェイク映像や音声での
妨害活動も報道されています。
生成AIによる偽動画、選挙前に日米で拡散…「欲まみれの落選必須議員」「トランプ票破棄」
日本でも、災害発生時等に偽情報も出回った事もありますし、こういった事が続く事で、大きな規制が出来る事になるのでしょうね。
そして、今のAIがどのくらい精度が高いのか、ちょっとした例を挙げておきます。今後は見れなくなるかもしれませんが……。
AIに、実際には絶対あり得ない事をさせるというのが、一番面白い使い方かもしれません。
最近見た中で一番インパクトがあったのが、クィーンのフレディ・マーキュリーの声を使ったものですね。
フレディの特徴のある声は、AIとの相性がいいからだと思います。
例えば、井上陽水さんの「少年時代」を歌ったもの。違和感がないのに驚きました。
そしてこれは凄いと思ったのが、某日本のアニメの主題歌を歌ったもの。組み合わされた映像とのシンクロ率も高く、
AIの表示がなければ本物と信じてしまいそうです。絶対、演奏することがあり得ないものですけどね。
ちなみに昔は、そっくりさんが歌って合成したりしてましたね。こんなCMもありました。
とはいえ、AIの精度がここまで上がって来ると、声優さんやイラストレーターさんの仕事が奪われるんじゃないかっていう危惧が出てくるというのも
納得出来る話ですね。今後の動向にも注視していきたいと思います。
最後に、AIとは関係ないですが、AIを使用しなくても工夫次第ではインパクトのあるものが作れるという話も。
雅楽の東儀秀樹さんによる、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」のカバー。
流石に雅楽の楽器のみでの演奏は無理でギター等も使用していますが、全て一人で演奏の多重録音。
AIに頼らなくても、こういった素晴らしいものがありますので、探すのが面白いんですよね。
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