地元のレコード店が主催しているレコード即売会、年に3~4回ぐらい
開催されていまして、ここ何回か掘り出し物を探しに行っています。
土日も仕事の事が多いため、ゆっくり時間を取れないですが、
それでも短い時間ながら顔を出すようにしています。
今回は最終日の終了間際のギリギリの時間でしたが参加出来ました。
限られた時間、全てのものを見るのは不可能なので、
興味のあるものを手際よく確認していきました。
今回は、これはと言ったものがいくつかありました。
何回かに分けて紹介しようかなと。
まずは長渕剛さんのデビューシングルの「雨の嵐山」。
残念ながらオリジナル盤ではなく、1982年に再発されたものです。
それでも最近は見なくなっています。
値段も手頃だったのでとりあえず確保しました。
オリジナル盤との違いですが、型番が1977年のオリジナルがSF-6022
再発盤がSV-7100。ビクターのロゴがオリジナルは旧式。
価格がオリジナルが600円に対して、再発は700円となっており、
区別は容易に出来ます。
実は30年位前にオリジナル盤は入手していたのですが、
欲しい人に譲りました。再発ながらそれ以来の入手となりました。
このデビュー作は長渕さん自身の作品ですが、アレンジは別の人によって
されていて、不満に思えていましたが新人なので何も言えなかったようです。
ジャケットも自分の意図していたものと異なっていましたし、
何より歌謡曲路線の売り込みが納得いかなかったようで、
結局、九州に帰ることになります。
その後は「巡恋歌」で東芝EMIから再デビューすることになります。
曲としては決して悪いわけではないですが
(実際、ポプコンの九州大会ではグランプリを取っています)
後の長渕さんらしさは感じられず、自身では納得いっていないようです。
その為、アルバムには収録されていないですね。
なお1988年にはCDシングルでも発売されていて、
当時の宣伝フォトが使用されています。
余談ですが、デビューシングルでもっと貴重と言えるのが、
荒井由実(松任谷由実)さんの「返事はいらない」で、
数百枚ぐらいしか売れなかったと言われていて、
まず見かけることはないですね。
CDシングルも発売された事もありますが、
それさえも見かけなかったりします。
貴重な音源ゲットですね。
デビュー曲ってけっして売れるとは限らないですね。
荒井由実の「返事はいらない」
ー本物の十代の少女がリアルな心理を歌う時が来たー
そんな風に先日読んだ本に書かれていました。
キャッチコピーが
「シンガー&ソング・ライター界のスーパー・ヤング・レディー!!」だそうです。
今となっても幻の1枚になったのかな。
「雨の嵐山」は、長渕さんにとって嫌な思い出しかなかったのでしょうね。
公式HPでも無かったことにされていますし。
デビューからしっかり売り出してもらえるアーチストの方が少ないとは思います。
荒井由実さんの場合も、バックにBAZZとか高中正義さんとかを使ったり
していたので売る気はあったんでしょうけど、わずかしか売れなかったですね。
その後、日本を代表するアーチストになろうとは、
この時は誰も予想出来なかったでしょうね。