ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリーハート・クラブバンド」の
記事を書く時に色々調べていたのですが、その中で見つけたのが、
深町純さんの「サージェント・ペパーズ」です。
10年ぐらい前にタワーレコード限定でCDが発売されていましたが、
もう流石に新品は入手出来ないと思っていました。
しかしながらタワーレコードオンラインで検索してみたら
わずかながら在庫があるとの事。という事で迷わず注文。
ジャケットは、本家ビートルズのジャケのパロディで、
ジャケを反転した上で殆どの人物が後ろを向いています。
なかなか面白いアイデアですね。
「サージェント・ペパーズ~」のジャケのパロディは昔からあって、
古くはフランク・ザッパ、近年では気志團がアルバム「日本人」で
パロディを使ってます。
内容は、「サージェント・ペパーズ~」の曲を全曲ではないけれど、
深町さんが一人で演奏しています。
録音方法は一風変わったものでダイレクトカットと呼ばれるものです。
自分も詳しくはないですが、要はマスターテープを作らず、
録音したその場でカッティングするという方式です。
レコード創成期の録音方法ですが、音の良さを追求すると
この方法が劣化も少なくて良いとの事。
しかしながら、一発勝負となるためやり直しがきかず、
アーチストと製作者との連携が大切になります。
この時に深町さんは、ピアノやキーボード、打楽器等も
一人で操って演奏していたというのだから恐れ入ります。
ボーカルは入っていないので、少々地味な印象ですが、
やっている事はなかなか凄いですよ。
偶然知ったのですが、興味深いアルバムです。
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