アイルランドの音楽に興味を持つようになってから、
色々なグループやアーチストを聴いてきました。
その中でも印象深かったのは、メアリー・ブラックですね。
嘗てはアイルランドで一番売れていた歌姫とも言われた人です。
メアリーが初期に参加していたのは、アイルランドのトラッドのグループでは
名門と言われている、ディ・ダナンです。このグループは、
モーラ・オコンネルやドロレス・ケーンといった素晴らしいボーカリストが
所属していました。メアリーもその一人になります。
ここで歌われる「ソング・フォー・アイルランド」は名曲ですね。
紹介するのは、再録音されたバージョンです。
その後、メアリーはソロ歌手としてデビューします。
5枚目のアルバムである「ノー・フロンティアーズ」が
日本で初めて発売されたアルバムですね。
タイトル曲の出来が素晴らしく、彼女の代表曲と言えるでしょう。
文句なしの名曲です。
「ノーフロンフィアーズ」からもう1曲。こちらはライブです。
4枚目の作品から。タイトル曲の「暗くなるまえに」は、
かのサンディ・デニーの作品。心洗われるような曲ですね。
3枚目の「ウィズアウト・ザ・ファンファーレ」からは「エリスアイランド」
しっとりした感じの曲ですね。
メアリー・ブラックの初来日は1990年なんですね。
日本で初めてアルバムを発売してすぐと、意外に早い来日ですね。
そしてその後は、JR東海の「日本を休もう'92」で
「ソーン・アポン・ザ・ローズ」がCMソングに採用されます。
他にも素晴らしい曲が沢山ありますが、今回はここまでで。
メアリーのアルバムは、現在廃盤なものが多いので、ここは復刻を希望します。
今「Song for Ireland」聴いています。
とても清々しい歌声、そして優しさの中にも力強さが
いい曲ですね。
ピアノの旋律だけの歌声、癒されます。
「SONG FOR IRELAND」は、ディダナンの方のバージョンもアコースティックな感じで
好きですが、再録音のこのバージョンの方がメアリーの声を堪能出来ていいなと思ってます。
日本で初めて発売された「ノー・フロンティアーズ」のアルバムは、
ちょうどメアリーが世界に向けての行動をし始めた時期で、その時期にメアリーの歌に
出会う事が出来てよかったと思います。
現在、メアリーは引退しているようなので、来日公演を見る事が出来なかったのが残念です。
改めて聴いてみるとメアリーの歌声は、心を穏やかにするだけでなく、
聴く人に力を与えてくれるような、そんな魅力を感じます。