NO,137で紹介した「アナログレコードにまつわるエトセトラ」、
予定より遅れましたが、無事に手元に届き、少しづつ読んでいます。
かなりマニアックな部分も含むものですが、現物は一生見れないような
レア盤の写真とかも掲載されていて、これはこれで楽しめます。
そして最初の記事がキング・クリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」でした。
ピンク・フロイドの「狂気」と並んでプログレッシブロックの
最高峰と言われるだけの作品だけあって、自分でも思い入れのある1枚です。
そしてコアなファンが多い事もあり、色々な国で発売された盤の
細かい違いが研究されていたりもします。
その中でも英国オリジナル盤、通称ピンクiと言われるものは
数万円ぐらいするレア盤ですが、更にその中でもバリエーションが
ある事が書かれています。所謂、マトリックスの違いですが、
実はこれが違うと音質が違ったりするとの事です。
ここから先は、正にマニアの獣道というか修羅の道で、
ハマったら一生抜け出せないでしょう。
実は「クリムゾンキングの宮殿」のマトリクス1は、
もしかしたらボツになったものが誤って市場に出たものかもしれなくて、
確認された数は非常に少なく、7桁価格になるのだとか。
話を聞く分には面白いですが、まあ流石に
ディープなコレクターになるつもりはないので、
自分は買える範囲内で楽しみたいです。
「クリムゾンキングの宮殿」は、やはり楽曲が素晴らしいのです。
「21世紀のスキッツォイドマン」は、初めて聴いた時は
好きにはなれませんでした。それが何度も聴いているうちに
大好きになったのですね。ライブによって途中のインプロ部分が異なるのも
マニア心を擽ります。NO.118に記事があるので参考までに。
昔はドアーズの「ハートに火をつけて」やジミ・ヘンドリックスの
「紫の煙」は苦手でしたが、聴くうちに段々良さがわかってきた感じですね。
続く「風に語りて」は地味な曲かもしれませんが、
聴いていると味わいを感じますね。
「A Young Person's Guide to King Crimson」というベスト盤に
収録されているジュディ・ダイブルが歌う別バージョンが
個人的には好きだったりしますが、Youtubeには残ってないようです。
代わりに彼女がソロアルバムで歌ったバージョンを掲載します。
そして名曲「エピタフ」ですね。メロトロンが印象的なこの曲を聴いて
キングクリムゾンに興味を持ったわけです。
そしてこの曲も色々な人がカバーしていますが、印象的なのは
ピーナッツと西城秀樹さんですね。
ピーナッツはコンサートで洋楽も色々カバーしていますが、
この曲とユーライアヒープの「対自核」は意外でしたね。
しかも自分色に染めてプログレ歌謡というべき曲になったのは凄いです。
そして西城秀樹さん。元々実力のある人ですが、この時のライブは
野外なのに豪雨という悪条件でしたが、雷鳴がする中で歌う姿は
迫力があります。後世に残るライブかと。
続くは「ムーンチャイルド」。最初の部分が印象的で、CMや映画にも
使われていた事もあります。インスト部分が前衛的なので、
この辺りは好みが分かれるかも。
ラストはタイトル曲の「クリムゾンキングの宮殿」。
「エピタフ」と似たタイプのドラマチックな曲です。
再現するのはなかなか難しい曲ですが、京大プログレ部が
アマチュアにしては頑張って演奏している映像があって
なかなかいい感じかと。
アナログだけでも語る事が多いですが、CDに関しても
バリエーションが色々ありますね。
タイトル画像に乗せているのは、所有している30周年記念エディションで、
日本盤のみゴールドCDでスリーブはエンボス紙を使ったものです。
更にディスクユニオンで購入した人には限定でロックエイジ帯の
レプリカが付いていたのですが、あっという間に無くなり、
かなりの数が海外に流れたとの事です。一時期、買取価格が
1万円になったとか。もちろんオリジナルのアナログ盤の
ロックエイジ帯はレアでかなりのレアものです。
更には40周年、50周年で限定バージョンも発売されています。
気が付いたら入手出来なくなっていましたが、50周年バージョンは
国内盤を買いたいなとは思っています。
なお2004年にマスターテープから作製のものが製品化されているので、
CDを購入するなら、こちらを選びたいですね。
それにしてもCDに関してもリマスターだリミックスだと
イマイチ理解していないので、その辺りも勉強しないとなぁ。
余談ですが、今になっても聞いたことのないものが出てくるので、
コレクター道は険しいなぁ。この映像を見て思いました。
宮殿マト1に関しては、購入した山中さんの書籍にユニオンのプライスカードが掲載されていました。
税込み価格100万円。どんな人が買ったのでしょうか?
ネットにはマト1の鑑賞会の記事がまだありますね。
レガシーは、少し前に出たSHM-CD紙ジャケの通常版みたいなものみたいですね。
持っていなくて安く買いたいならどうぞという感じですか。
個人的には、曲数増えた「アースバウンド」は持ってないので
買おうかなと。昔よりは音は改善されているようですしね。
自分にとっても、プログレ抜きにしてもロック史に欠かす事の出来ない
マスターピースだと思っています。正に奇跡の1枚かと。
人間椅子、自分も記事にしていますが、やっぱり上手いですね。
後藤マスヒロさんがいた時代、面白いカバーやっていますので、
また記事にしたいなと。
クリムゾンマトリクス1の話が出てきてたのを思い出し、訪問すると綺麗に無くなってました。そして来月には『クリムゾン・キングの宮殿 SHM-CDレガシー・コレクション1980』なる商品が発売されます。クリムゾンは私を何処に連れて行こうとしているのでしょうか、、、
聴き続けてもう半世紀ちかいのかな・・・
未だにこのアルバムを越えるアルバムは見つからない。
色んなバンドがコピーしているけれど「人間椅子」の
「21世紀のスキッツォイドマン」はピカイチ!
ライブで、しかも3人で!本家をもしのいでいるかも・・・・
ピーナッツは世代ではないですが、以前から好きで注目していました。
「シャボン玉ホリデー」のエンディングに流れていたという「スターダスト」とか
いいカバーだと思いますね。
西城秀樹さんもいい歌声ですね。レインボーの「アイサレンダー」とかも迫力ありますね。
カバーものは好きですので、またちょくちょく書いていこうかと思いますね。
以前聴いて衝撃を受けました。
上手いですよね。
西城秀樹さんも、洋楽のカバー曲よく歌っていましたね。