月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.127 スピード・グルー&シンキ「EVE 前夜」

2023-02-03 00:41:34 | 日本のロック

陳信輝さんがソロアルバムの次に出したのがこれです。

一言で言ったら、日本人離れをしたセンスのグループ。

スピード・グルー&シンキは、そんな言葉が相応しいグループだと思いますね。

まあみんなハーフですので、反則と言えば反則ですが…。

メンバーは、ジョーイ・スミス、陳信輝さん、ルイズルイス加部さんです。

歴戦の兵が揃ったというか、これで悪いものは出来ないなとは思います。



ニューロックというか、ヘヴィブルースとでも言うべき重い音なのですが、

それがまた何ともいえないぐらいいいです。ルイズルイス加部氏のベースも

派手な演奏はないものの、しっかりした演奏を聴かせてくれます。

なにより、ジャケットからいっていいセンスをしていると思います。

別に派手な事はしていないのに、何故か印象によく残るデザイン。

タイプライターで打ったような表示もグットかなと。

 

とはいうものの、90年代にCD化されるまでは、

熱心なマニアしか知らないような知る人ぞ知るといったグループでした。

それでも早くから海外では、マニアの間では評価が高かったようですね。

ブートレグもどきのようなものも販売されていたようですし。

 

まあ確かに派手なところは少ないので

熱狂的に受け入れられる事はないでしょうけど、

1曲1曲がなかなかいい味を出していると思います。

 

 

NO.42でも発掘ライブの記事を書いていますが、日本のニューロックでは、

1~2を争うくらいのいいグループだと思いますね。

 



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