月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.119 ヘルプフルソウル「ソウルの追求」

2023-01-12 08:21:39 | 日本のロック

紹介したパワーハウスやブルースクリエイションと同時期に

ジミ・ヘンドリックスやクリームに影響を受けたグループが

アルバムを発売しています。それがヘルプフルソウルです。

1969年はGSブームも下火となり、所謂ニューロックが

一部でもてはやされる事になっていました。

そんな中、比較的早い時期にこのアルバムが発売されています。

ジミ・ヘンドリックスやクリームのカバーが中心ですが、

オリジナル曲も2曲ほど収録されています。

(「ピース・フォー・フールス」にはアイアン・バタフライの

「ガダダヴィダ」っぽいフレーズが聴こえるのはご愛敬ですか)

残念ながらアルバム発売後、ギターのジュニオ・ナカハラさんが

アメリカへ留学。翌年には解散したと思われます。

 

 

その後、手塚治虫さんによる大人向けアニメである

「千夜一夜物語」のサントラに参加していて、

テーマ曲のシングルも出しています。

このサントラのアルバムは、アニメのサントラ史上、

最も見つけにくいものの一つではないかと思っています。

 

 

ちなみに「アルディンのテーマ」を歌っているチャールズ・チェーさんですが、

この仕事を切欠に、ルパン三世の1stシリーズの主題歌を担当する事に。

名前を変えて、チャーリー・コーセイ名義でのリリースになります。

 

 

 

ルパン三世といえば大野雄二さんの印象が強いですが、初代ルパン三世の

山下毅雄さんのものもクールでいいですね。

実は現在、DMM TVにて配信されている「ルパンゼロ」にアレンジバージョンが

使われています。ルパンの少年時代の話だそうです。

 

 

またしても横道にそれてしまいました。留学から帰国した

ジュニオ・ナカハラさんは、ジュニ・ラッシュと改名して

TOO MUCHを結成する事になります。

 



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