紹介したパワーハウスやブルースクリエイションと同時期に
ジミ・ヘンドリックスやクリームに影響を受けたグループが
アルバムを発売しています。それがヘルプフルソウルです。
1969年はGSブームも下火となり、所謂ニューロックが
一部でもてはやされる事になっていました。
そんな中、比較的早い時期にこのアルバムが発売されています。
ジミ・ヘンドリックスやクリームのカバーが中心ですが、
オリジナル曲も2曲ほど収録されています。
(「ピース・フォー・フールス」にはアイアン・バタフライの
「ガダダヴィダ」っぽいフレーズが聴こえるのはご愛敬ですか)
残念ながらアルバム発売後、ギターのジュニオ・ナカハラさんが
アメリカへ留学。翌年には解散したと思われます。
その後、手塚治虫さんによる大人向けアニメである
「千夜一夜物語」のサントラに参加していて、
テーマ曲のシングルも出しています。
このサントラのアルバムは、アニメのサントラ史上、
最も見つけにくいものの一つではないかと思っています。
ちなみに「アルディンのテーマ」を歌っているチャールズ・チェーさんですが、
この仕事を切欠に、ルパン三世の1stシリーズの主題歌を担当する事に。
名前を変えて、チャーリー・コーセイ名義でのリリースになります。
ルパン三世といえば大野雄二さんの印象が強いですが、初代ルパン三世の
山下毅雄さんのものもクールでいいですね。
実は現在、DMM TVにて配信されている「ルパンゼロ」にアレンジバージョンが
使われています。ルパンの少年時代の話だそうです。
またしても横道にそれてしまいました。留学から帰国した
ジュニオ・ナカハラさんは、ジュニ・ラッシュと改名して
TOO MUCHを結成する事になります。
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