学生時代、あるレコード店で見かけたレコードは、
悪魔が描かれたジャケットで非常にインパクトがありました。
帯は無かったですが、それでも数万円の値が付いていたと思います。
これがブルースクリエイションの「悪魔と11人の子供達」
との出会いでした。いつかどんな音か聴いてみたいと思っていましたが、
後にCD化していることを知り、大型店まで買いに行ったものでした。
1stがブルースのカバーばかりだったのに対し、
メンバーを一新して作られたこのアルバムは、ハードロック寄りの
英語詞のオリジナルナンバーばかりとなります。
すべてギターの竹田和夫さんによるものです。
1曲目から「原爆落とし」なる物騒なタイトルの曲から始まりますが、
これはプロレスの技からとったものです。
B面の「脳天杭打ち」もプロレス技からです。
昔のプロレス技の日本語名は何か物騒な名前が多いですね。
ジャーマンスープレックスホールドが原爆固め、
ムーンサルトプレスが月面水爆など。今は殆ど使われませんが、
使ったら批判浴びるでしょうね。
また有名な話ですが、竹田さんが後に結成するクリエーションが
アメリカの兄弟タッグのファンク兄弟の入場テーマ曲である
「スピニング・トゥ・ホ-ルド」を手掛けることになります。
日本ロック史に残る名盤とは思いますが、残念なのは、ボーカルが
所々発音があまりよくなく、カタカナ英語に聴こえる部分がある所ですか。
曲がいいだけに惜しいですね。竹田さんのギターが縦横無尽に
引きまくっているだけに勿体ない。
ではボーカルが別の人だったらどうなっていたか?
それはまた次回に書こうかと思います。
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