50周年を迎えて聴く機会も増えた気がする井上陽水さんの「氷の世界」。
名曲が沢山ありますが、やはり春になると聴きたくなるのが、
「桜三月散歩道」ですね。
この曲の詞を書いているのが、赤塚不二夫さんのブレーンと言われた
パロディ漫画家の長谷邦夫さん。
この人の人生は、本当に色々な人との出会いがあります。
漫画家以外にも筒井康隆さんやタモリさん、山下洋輔さん、
異能と言われる方との交流があります。
そんな半生を綴った自伝が「桜三月散歩道」(水声社刊)で、
やっと納得出来る値段で購入することが出来ました。
(定価が高いので、古本でも安くは手に入れにくいのです)
400ページぐらいありますが、じっくり読みたいと思います。
その中の記述に、井上陽水さんとの出会いがあります。
まだ売れていなかった陽水さんに、赤塚さんが関わっている
「まんがNO.1」という雑誌の付録レコードで歌って欲しいと。
長谷さんの詞に陽水さんの曲を付けた「桜三月散歩道」。
「氷の世界」に収録されているものとは違うバージョンになります。
大きな違いは、途中の台詞部分をニャロメのうたを歌っていた
大野進さんがやっていること。台詞部分は長めとなっています。
元々大野さんは、当時の陽水さんの録音にも関わっていたといいます。
歌詞も「町へ行けば人が死ぬ」、「町へ行けば革命だ」
といった部分は変更されています。
購入した自伝は漫画家時代の話を読んでいますが、有名な方々との関りで、
非常に興味深いです。読み進めるのが楽しみです。
10年も前に取り上げていたんですね。自分もいつか記事にしたいと思っていましたが、
「氷の世界」を聴く機会が度々ありましたし、自伝を入手したのもいいきっかけで記事にしてみました。
自伝は、まずは興味のある部分をちょっと読んだりしましたが、
昭和のサブカルチャーに興味のある人は楽しめますね。
知っている名前が沢山出てきますし。
普通では知る事の出来ない裏話も色々ありますので、
じっくり読みたいです。
「まんがNO.1」に関しては、2006年にソノシートのCD化と本の抜粋がセットになって
復刻されていますね。今は入手困難かもしれません。
長谷邦夫さんの自伝いいですね。
私も10年ほど前にこの曲「赤塚不二夫のまんがNo 1バージョン」をアップしたことがあって、その経緯を調べた事がありました。
https://blog.goo.ne.jp/sayusayu_008/e/f4e70db21397221df44e1d014759a17f
「まんがNo.1」の付録についてたソノシート貴重ですよね。
その貴重な付録ソノシート全6枚6曲が初のCD化されたとか。
陽水さんの歌は妙に印象が残るものが多いですね。
「なぜか上海」、「とまどうペリカン」、「背中まで45分」、
ドラマの主題歌にも使われた「愛は君」は、サントラは難波弘之さんが担当で、
プログレ風にアレンジされてドラマに使われたりもしたなぁと。
「ニャロメのうた」のB面は 「ケムンパスでやんす」みたいですね。
陽水さんには名曲が沢山ありますが、「神無月にかこまれて」は、
無許可で発売されてすぐ発売中止になった「陽水生誕」にも
デモバージョンが入っていたから人気はありますね。
個人的には、最近何度も聴いている「小春おばさん」がいいと思ってみたり。
)…カムバック…トリニク…デス。ホ〜テルはリバ〜サイド♪。寂しさ〜の徒然に〜♪。だ〜か〜ら〜頑張れ〜みんな頑張れ〜夢の電車は東へ西〜へ♪。などは今でも、たま〜に口ずさんでます。桜3月〜は、初聴です。ニャロメVoiceの語りでは何故か…ケムンパスでやんす(笑)…を思い出しちゃいました。
『氷の世界』に入ってるこの曲と、前作の『センチメンタル』に入ってる「神無月にかこまれて」が、当時の僕の周りの陽水ファンには人気がありました。