サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

今年は環境問題をしっかり考えたい Part6

2008年08月15日 13時20分12秒 | 独り言
今日は終戦記念の日です。
過去の悲惨な歴史を繰り返さない為に忘れちゃならない日。
そんな終戦記念の日だからこそ、環境問題についてもしっかり考えようよ。

え?終戦記念と環境問題とどんな繋がりがあるねん!?

太平洋戦争当時、国民は
欲しがりません勝つまでは
のスローガンの下、食べたいものを食べられず、男は戦場に借り出され、女子供は工場へ総動員。
そして竹やりでのB29撃墜訓練。

空襲が激しくなる中、きっと大勢の人がこう思っていたに違いない。
「こんなことをしたって意味が無い。日本はきっと戦争に負ける。」
でも、間違っても口に出しては言えません。
そう、当時はこんなことを口走ろうもんなら非国民のレッテルを貼られ、そりゃ酷い目にあったもんだよ。

そして、現在。
温室効果ガス削減だの、チームマイナス6%だの、政府が声を大にして張り切ってるわ。
そりゃそうだ!
このまま温暖化進めば地球は大変なことになる。
だから京都議定書で決めたとおり、日本は1990年を基準にして、そこから6%削減せなアカンねん!

えー、ここで残念なお知らせがあります。
京都議定書を守っても、温室効果ガス削減にはなりません。
ウソやん!?

日本の二酸化炭素排出量は世界全体で見ると約5%です。
京都議定書で約束した(させられた)のは1990年を基準としてそこから6%削減します、ということ。
世界全体の5%のさらに6%やから…そう、日本が京都議定書を守ったとしても世界全体の0.3%削減したに過ぎないんやな。
方や、世界全体で2%ずつ温室効果ガスが増えていっている。
もう算数が出来る人なら分かったはずやな。
日本が頑張って0.3%減らしたところで、世界全体としてみたらまったく削減になっておりません

そんなことは無い!
世界が京都議定書を守ったら削減できるはずや!!
はい。ここでも残念なお知らせです。
京都議定書を守ろうと頑張ってる、いや頑張らなアカン国は日本だけですから。

世界三大排出国であるアメリカ、インド、中国は批准してへんのは知ってのとおり。
カナダも脱退したな。
ドイツは1990年は旧東ドイツと統合したことで、旧東ドイツの石炭の発電所を止めた。
もうこれだけでドイツという国では数字上京都議定書の削減目標を達成したことになっている。

逆に日本は1970年代のオイルショックを経験しているので、1990年にはかなり省エネが進んで、工場から各家庭に至るまで温室効果ガス削減はかなり行き届いていた。
そんな状態からさらに6%減らすってんやから、諸外国と比べたらかなり不利。

そこで何が出てくるのか!?
そう、どう考えても排出量削減にならないはずの排出権取引やな。
ヨーロッパ諸国はこの排出権取引がカネになるのを知っている。
だから日本が守れないのを知ってて1990年という基準を決めてるんやな。
日本はいい金づるなんや。

本当に温暖化を心配するのならば、今すべきことは日本のような全世界から見れば微々たる排出量の国が、CO2削減というこれまた限られた小さいことだけをするんではなく、グローバルな視野で問題解決に立ち向かうべきや。
もっと言うなら、「京都議定書を見直そう!」くらいは言うべきや。
(ま、温暖化なんて本当に来るのか?温暖化するのは悪いことなのか?という議論についてはまたいつか機会があれば)

ここで話を冒頭に戻そう。
太平洋戦争。この戦争は明らかに失敗だった。
つーか、戦争政策自体が間違っていた。
そのツケがすべて国民に押し付けられ、しなくていい我慢をさせられ、死ななくてもいい人が大勢死んだ。

現在はどうか?
地球の温度上昇は温室効果ガスが原因では無いことは分かってきている。
でも政府はおろかマスコミまでも「温室効果ガス削減に強力しないヤツは非国民だ!」と言わんばかりの勢い。
で、そんな全世界的に見れば意味の無い環境対策として年間1兆円もの税金が注ぎ込まれている。
何年か先、「この政策は間違ってました」という日が来るかもしれない。
先の大戦時と同様、政府の誤った政策のおかげでそのツケを被るのは国民であるオレらやで。
小さな努力も大事やけども、今の日本の環境対策は竹やりでB29の撃墜訓練するのと同じくらい意味が無い。

だから、終戦記念の日にこそ環境問題をしっかり考えたい。




…ってことを、以下の書籍から99.99%受け売りで長々と書かせてもらいました。
関心のある方はご一読を。

(今日の参考文献)
ほんとうの環境問題 池田清彦・養老孟司(新潮社)
地球温暖化論に騙されるな! 丸山茂徳(講談社)
偽善エコロジー 武田邦彦(幻冬社)

追伸。
地球温暖化がグローズアップされたのは、アメリカの元副大統領ゴアさんが書いた「不都合な真実」って本が注目を浴びてからやな。
これでゴアさんノーベル賞までもらいました。
そのゴアさん、一ヶ月ウン十万円もの光熱費がかかるような豪邸に住んでるんですと。
さすが、地球温暖化を真剣に考えてらっしゃる人は質素な暮らしだこと。

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コメント (2)
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