オグリキャップ死す

怪物競走馬オグリキャップ死ぬ 重賞１２勝(共同通信) - goo ニュース

オグリキャップ。
元祖アイドルホース。
そのオグリキャップが昨日、放牧地で骨折のために死んだ。
25歳。
人間でいえば80歳くらいらしい。

競馬ファンはもちろん、競馬を知らない人でもオグリキャップの名前は知ってるはずや。
それくらい有名な馬やったもんね。
オレが競馬を始めたのは94年の皐月賞から。
だから当然オグリキャップの現役時代は知らない。
そんなオレでもオグリキャップは知ってたよ。

笠松競馬から移籍し、通算重賞12勝。
これは、強いよ。
ダビスタでもなかなか12勝はできないよ。（何の話や）
つか、オレなんてダビスタでオグリキャップの強さを思い知った部類やからね。
出走メンバーにオグリの名前があったら「こりゃ勝てんわ」って思ったもんね。

血統的には一流では無く、そんな馬が中央のエリート馬たちを次々と負かす姿。
そりゃ痛快だっただろうなぁ。
…あ、先にも述べたように、オレが競馬を始めたのが94年やからオグリの現役時代を生で見たことは無いよ。
でも、オレが思うに95年の報知杯4歳牝馬特別（現報知杯フィリーズレビュー）で、笠松競馬所属のライデンリーダーが中央馬を直線だけで一気に抜き去った姿を見た時にオレが感じたあの衝撃を、当時の競馬ファンはオグリキャップに感じていたんだろうなぁと思う。
決して生まれも育ちも一流ではなくても、「やればできる！」ということを教えてくれたような気がするなぁ。

そして。
今でこそ競馬場や場外馬券売り場はキレイに整備されて女性でも気軽に行けるけど、それまでは競馬場＝鉄火場。
とてもおねいちゃんが一人で近づけるような雰囲気ではなかったに違いない。
（今でもそんなイメージを持ってる非競馬ファンがオレの周りにもいるけどね）
そんな競馬がスポーツ観戦という感覚に変わったのも、オグリキャップのおかげだと言っても過言では無いだろう。

オグリキャップの活躍した88年～90年と言えばバブル真っ盛り。
そんな時代背景に加え、新たなファン層である若い女性を取り込めたコトで馬券売上も急上昇
JRAウハウハ。天下り役人左うちわ。
もうオグリキャップの競馬界への貢献度は計り知れないね。

そんなオグリキャップが死んじゃったよ。
野球で例えるなら長嶋茂雄氏が亡くなるコトくらいの衝撃じゃ無かろうか。
競馬をやってない人は「確かにすごい馬やと思うけど、たかが馬やろ？大袈裟な。」と、思うかも知れないけれど、競馬ファンにとってはそれくらい偉大な名馬だったと言うコトや。

今はただ、オグリキャップの冥福を祈るのみ。
合掌。

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