水害地域見聞録

先週の14日と15日の2日間。
台風12号の影響により大水害となった和歌山県新宮市に行ってきました。
…いやいや、野次馬と違いまっせ。
お仕事でですわ。

直接的な災害復旧支援とかそういうのとは違うんやけど、オレの会社も新宮市に営業所がある。
そこの所員の一人が家と車が水害にやられて出勤できんようになってしもうてね。
そしてわが社のお客様も多くが水害に遭われ、その対応に残った所員だけでは対応しきれんので応援に行ってきたワケですわ。

新宮市に向かうには、世界遺産に登録されている熊野古道でお馴染みの中辺路から本宮を通って行くのが一番近道。
が、本宮町のメインルートは現在通行止め。
止むなく国道42号線をひたすら南下。
海沿いはやっぱり遠いわ～
到着まで4時間かかったよ

でも、海沿いルートは景色が楽しい。
中辺路ルートは山しか無いからね。

志原海岸。
ウミガメが産卵に来るそうですよ。


本州最南端の串本町にて。
橋杭岩って言う変わった形の岩です。


そんなこんなで、ちょっちした観光気分で新宮市入り。（不謹慎）
でもね、道中で何十台とすれ違った災害復旧の自衛隊車両を見ると、そんな気分はどこへやらですわ

国道を走る自衛隊車両。


街中の至る所にも自衛隊車両。


で、今回オレは新宮市と那智勝浦町をウロウロしたんやけども（って、何度も言うけど野次馬やなくて仕事でやで）、水害発生から約2週間経過し、街中は落ち着いていたね。
オレの見た限りでは街の人々も普通に生活してたよ。
先週のブログに書いたヤッホーポイントの記事の中にも日高川町の水害の様子を写真で載せたけど、オレが今回行ったのはあそこみたいな山の中じゃ無いから道が崩れたりはしてませんでしたわ。
でも、客先に行けばやっぱり真っ先に出てくる話題は「水害大丈夫やった？」でしたけどね。

ただ、街の中は落ち着いているとは言うものの、街の中には水に浸かって使えなくなった家財道具が道路脇に山積みに。
他の市町村からもゴミ収集車が応援に来てましたけど、回収が追いつかない状態のようです。


そして鉄道の復旧の見込みが立たず、動く気配の無いJR新宮駅の電車。


こちらのコンビニは土砂が流れ込んだらしく、営業できない状態に。
駐車場のコンクリートが土で見えなくなってる…


川沿いに建つ民家。
屋根まで水に浸かったのかな？瓦が剥がれかけていました。


やっぱり大きな災害が起こると、なかなか簡単には復旧しないもんだねぇ。
新宮市内や那智勝浦町内、そして先週の日高川町内のオレが見た範囲だけでも大変なコトになってたのに、東北の津波被害を受けた地域はもっと大変なコトになってんだろうね。
どじょう内閣には災害復旧をしっかりやって貰わなアカンですわ！
だからと言ってそれを口実に増税は許しませんけどね。

話を元に戻して。
徐々に復旧しつつあるのは感じたものの、昨日からはまたまた雨模様…。
そしてこんなニュースも。

土砂ダム、満水にならなくても土石流の危険性(産経新聞) - goo ニュース

まだまだ心配の種は尽きません。

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