知っていますか節分のこと 始まり、かけ声あれこれ、豆は「魔滅」の語呂合わせ
今日は立春。
暦の上では今日から春です。
「春っつってもまだまだ寒いやんけ!」
なんて思うのは間違いです。
立春というのは「この日あたりで寒さのピークが底で、徐々に春めいた気温や気候の日も増えてくる」日なのです。
そんな立春の前の日と言えば?
そうです。
節分ですね。
つーわけで昨日(2月3日)は節分でした。
皆様、豆まきしましたか?
そして年の数だけ豆食べましたか?
イワシ焼いて邪気除けしましたか?
最近じゃ豆まきもしないしイワシも焼かないけれど、巻き寿司は食ったよって方も多いのでは?
我が家もそうです。
オレとオレの両親だけの住まい。
子供じゃあるまいし、豆まきなんぞしません。
ましてや年の数だけ豆を食うなんてもう胸焼け必至。
なので必然的に巻き寿司のみ食う形となります。
そもそも何で節分に巻き寿司?
関西以外の方々は「子供のころにはそんな風習無かったけどな???」なんてお思いの方も多いのではないでしょうか。
それもそもはず。
もともとは関西のみ(もっと厳密に言えば大阪のみ)の文化なんですから。
しかも、諸説あるもののぼちぼち定着し始めたのは昭和40年代ごろらしい。
めちゃめちゃ歴史浅いやん!
発端は大阪の海苔問屋組合?が海苔の消費量をもっと上げるにはどうしたらええんだか?ってのを考えた時に、「せや!『土用の丑の日にうなぎ』が定着したみたいに、何かの行事に抱き合わせさせたらええんちゃうか!」と言ったかどうかは定かでは無いけれど、要するにそういう話。
節分と言えば豆まきが一般的(こちらは室町時代からある風習だそうな)だけども、ここに便乗して海苔をもっと食わせようと。
で、たどり着いた結論が…
「恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじり(丸かぶり)し、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」
…という行事(というか儀式?)。
巻き寿司一本丸かじり。
一本丸かじりというのがミソやな。
家族一人海苔1枚として4人おれば4枚一気に消費。
普通の巻き寿司みたいに切ってしまえば消費量も増えないもんな。
商魂たくましい大阪人らしい発想やで。
この行事が全国に広まったのはコンビニエンスストアの普及?も大きいらしいな。
セブンイレブンが「大阪には節分に巻き寿司を食う習慣があるらしい」と聞きつけ、その巻き寿司を「恵方巻き」と名づけて売り出したのが一気に全国に広がったきっかけだとか。
で、やっと今日の本題。
昨日の朝、新聞の折込チラシでどこのスーパーでも大きく巻き寿司の売り出しの文字が。
その価格がいつもより若干お高めなのを見てオレが「節分の巻き寿司でどこのスーパーも便乗商売してるなぁ」
と言ったんですよ。
そしたら両親が
「でも、こういう日本の伝統文化は大切にせなアカン!」
…と。
は?伝統文化!?
節分に巻き寿司を食う行事にまだまだ伝統なんて言うほどの歴史はありまへんで!
むしろ始まりが昭和40年代だから、アンタ方が子供の頃には確実に無かった風習でしょうに!
と言ったら
「え?そうやったかな?」
と。
アカン。
完全に洗脳されている…。
もう両親が物心付いたころには当たり前にやってた感になっている。
でも、こうやって文化と言うのが始まり、そして根付いて行くんだなぁと、むしろ文化の誕生の場に立ち会った気がしたよ。(←大げさ
)
ちなみに。
節分の巻き寿司の具材は当初七福神にちなんで「7種類」だったと記憶している。
が、昨日のスーパーのチラシでは末広がりの八種類の具材と書かれていました。
具材が1つ増えればそれだけ巻き寿司の単価も上げられる。
うーん…これまた商魂たくましい。
さらにちなみに。
恐らく寿司と一緒に食えよ!と言う意味であろう。
「節分そば」なるものまでチラシに乗ってました。
どう見てもいつも売ってるそばにしか見えなかったが値段が若干高め。
ここにも新たな便乗商売か…。
そば業界の陰謀、ここに見え隠れし始める。
もしかしたら100年後くらいには節分には「巻き寿司とそばを食べる」ことが日本の文化として定着しているかもね
でも…。
冷静に考えると、家族全員同じ方向(恵方)を向いて無言で巻き寿司1本丸かじり&そばをズルズルすすっている姿は不気味で異様だと思う。
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今日は立春。
暦の上では今日から春です。
「春っつってもまだまだ寒いやんけ!」

なんて思うのは間違いです。
立春というのは「この日あたりで寒さのピークが底で、徐々に春めいた気温や気候の日も増えてくる」日なのです。
そんな立春の前の日と言えば?
そうです。
節分ですね。
つーわけで昨日(2月3日)は節分でした。
皆様、豆まきしましたか?
そして年の数だけ豆食べましたか?
イワシ焼いて邪気除けしましたか?
最近じゃ豆まきもしないしイワシも焼かないけれど、巻き寿司は食ったよって方も多いのでは?
我が家もそうです。
オレとオレの両親だけの住まい。
子供じゃあるまいし、豆まきなんぞしません。
ましてや年の数だけ豆を食うなんてもう胸焼け必至。
なので必然的に巻き寿司のみ食う形となります。
そもそも何で節分に巻き寿司?
関西以外の方々は「子供のころにはそんな風習無かったけどな???」なんてお思いの方も多いのではないでしょうか。
それもそもはず。
もともとは関西のみ(もっと厳密に言えば大阪のみ)の文化なんですから。
しかも、諸説あるもののぼちぼち定着し始めたのは昭和40年代ごろらしい。
めちゃめちゃ歴史浅いやん!
発端は大阪の海苔問屋組合?が海苔の消費量をもっと上げるにはどうしたらええんだか?ってのを考えた時に、「せや!『土用の丑の日にうなぎ』が定着したみたいに、何かの行事に抱き合わせさせたらええんちゃうか!」と言ったかどうかは定かでは無いけれど、要するにそういう話。
節分と言えば豆まきが一般的(こちらは室町時代からある風習だそうな)だけども、ここに便乗して海苔をもっと食わせようと。
で、たどり着いた結論が…
「恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじり(丸かぶり)し、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」
…という行事(というか儀式?)。
巻き寿司一本丸かじり。
一本丸かじりというのがミソやな。
家族一人海苔1枚として4人おれば4枚一気に消費。
普通の巻き寿司みたいに切ってしまえば消費量も増えないもんな。
商魂たくましい大阪人らしい発想やで。
この行事が全国に広まったのはコンビニエンスストアの普及?も大きいらしいな。
セブンイレブンが「大阪には節分に巻き寿司を食う習慣があるらしい」と聞きつけ、その巻き寿司を「恵方巻き」と名づけて売り出したのが一気に全国に広がったきっかけだとか。
で、やっと今日の本題。
昨日の朝、新聞の折込チラシでどこのスーパーでも大きく巻き寿司の売り出しの文字が。
その価格がいつもより若干お高めなのを見てオレが「節分の巻き寿司でどこのスーパーも便乗商売してるなぁ」
と言ったんですよ。
そしたら両親が
「でも、こういう日本の伝統文化は大切にせなアカン!」
…と。
は?伝統文化!?
節分に巻き寿司を食う行事にまだまだ伝統なんて言うほどの歴史はありまへんで!
むしろ始まりが昭和40年代だから、アンタ方が子供の頃には確実に無かった風習でしょうに!
と言ったら
「え?そうやったかな?」
と。
アカン。
完全に洗脳されている…。
もう両親が物心付いたころには当たり前にやってた感になっている。
でも、こうやって文化と言うのが始まり、そして根付いて行くんだなぁと、むしろ文化の誕生の場に立ち会った気がしたよ。(←大げさ

ちなみに。
節分の巻き寿司の具材は当初七福神にちなんで「7種類」だったと記憶している。
が、昨日のスーパーのチラシでは末広がりの八種類の具材と書かれていました。
具材が1つ増えればそれだけ巻き寿司の単価も上げられる。
うーん…これまた商魂たくましい。
さらにちなみに。
恐らく寿司と一緒に食えよ!と言う意味であろう。
「節分そば」なるものまでチラシに乗ってました。
どう見てもいつも売ってるそばにしか見えなかったが値段が若干高め。
ここにも新たな便乗商売か…。
そば業界の陰謀、ここに見え隠れし始める。
もしかしたら100年後くらいには節分には「巻き寿司とそばを食べる」ことが日本の文化として定着しているかもね

でも…。
冷静に考えると、家族全員同じ方向(恵方)を向いて無言で巻き寿司1本丸かじり&そばをズルズルすすっている姿は不気味で異様だと思う。
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