受刑者「さん」付けから3カ月=応対時、心情の変化も―専門家「組織風土の改善を」
刑務所で受刑者を「さん」付けすることが全国的に広まっているらしい。
これはこれで良い事…なのか?
ちょっと違和感がある。
受刑者の中にはやむを得ない事情で刑務所に入っている人もいるでしょう。
刑務所に入って本当に反省している人もいるでしょう。
そういう人には「さん」でもいいとは思うけど、再犯で何度も刑務所に入るような人はどうなん?
刑務所は「二度と犯罪は起こしません」と思わせるような場所でもあると思う。
そういうところで犯罪者に「さん」付け。
そんな甘っちょろい場所にしてしまっていいのか?と思う。
もういっそこうしたらどうだろう?
1回目の服役⇒さん付け
2回目の服役⇒呼び捨て
3回目以降の服役⇒お前
それだと受刑者の人権をないがしろにしている…なんて声も聞こえて来そうやけど、でも受刑者の中には傷害とか殺人で服役している人もおるやん。
そういう人は他人の人権をないがしろにしたワケやん。
そういう人を思いやること、必要なの?って正直思う。
被害者家族(特に殺人事件)の立場になると、「何でそこまで犯罪者の人権を大事にするの?こっちは人権を奪われたのに!?こいつが死刑になってないだけでも不満やのに!!」としか思えないと思うんやけどな。
あと、刑務官との「関係力」とか「主従関係では無い」とか言うてるけども、そもそも関係力を作ったりする必要があるんか?
主従関係では無いならどういう関係を目指したいのだ?
会社の同僚みたいな関係?
いずれにせよそんな必要があるんか?と思う。
かと言って刑務官が受刑者を「やつら」「懲役」とか呼ぶのは思い上がりだとは思うけども。
我が社も何年か前から役職ではなく全員「さん」付けで呼ぶことに変更された。
最初は正直違和感あった。
昨日まで「○○課長」「○○主任」とか呼んでたのを今日から急に「○○さん」と。
後輩を呼び捨てにしてた人もいたけど、もちろん後輩に対しても「○○さん」ね。
男性、女性関係無く全員「○○さん」。
あ、仲良しでニックネームなんかで呼び合いしてた人たちもお互い「○○さん」になったよ。
で、これで何か変わった?と聞かれたら個人的には何も変わっちゃいないと思う。
だって会社だもん。
上下関係や主従関係や立場上の責任ってのは絶対に存在するし、秩序を保つ意味でも今後も無くならないと思う。
仕事でミスすりゃ叱られもするし、それを超えたパワハラなんてのも実際ある。
「さん付け」で何か変わったかと言われたら、体感的には何も変わっちゃいない気がするけど。
それが刑務所でも?
やっぱり違和感あるなぁ。
刑務所は内部の関係力改善を目指す場所ではない。
再犯を抑止するための場所であれ、と思う。
平和で暮らしたいオレらのような一般人にとって、服役後に「元」犯罪者が野に放たれても安心して暮らせる世の中になってくれと願うだけ。
ま、現段階ではまだまだ例が少なすぎて分からんけど、刑務所で「さん付け」が定着したあとで再犯率がどう変わったか。
そのデータが出るまでは正直安心は出来ないね。
経験は無いけど、「元」犯罪者が近所に引っ越ししてきたらオレは申し訳ないけど「そういう目」で見るよ。
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