この話。
大阪の府立高校に通っていた元女子生徒が髪を黒く染めるよう繰り返し指導され不登校になった。
女性側は「茶色の髪は生まれつきで、染色の強要は人格権の侵害だ」と提訴した。
…て話。
最高裁が学校側に黒髪に染める指導に問題は無い、って判断には記事だけ読んだ上では「でしょうね」って感じ。
もしも本当に生まれつき髪が黒くない(茶髪)なら、それを証明するようなことを元生徒はしたのかな?
オレの友達の妹が生まれつき赤に近いような茶髪だったし。(色素の問題?肌も日本人らしくないくらいの色白でした。そして本人はすごく真面目で良い子でしたよ)
そういう人がいるのは事実だから、今回訴えた元生徒は医療機関での診断書みたいなものとか出したの?って。
「私がそう言うんだから間違いない!」なんて姿勢だったのだとしたら、そしてそういう言い分がまかり通るならこの世にそもそも警察も検察も弁護士も裁判所もいらないよ。
今日はこの裁判を受けて「髪型、髪の色」に関してオレの思う事。
最近良く「学校は生徒の個性を尊重を」とか言われる。
それはごもっともな話。
昔の日本て個性よりもとにかく周りと同じ、画一的な人間を作るような教育だったしね。
オレが中学時代のクラスの集合写真なんか見ても女子なんてみーんな同じ髪型やもんね。
今の時代の中学生が見たら笑ってしまいそう。
でもそりゃそうだ。
今の時代は知らんけど、オレの中学生の頃は定期的に頭髪検査とかあったしね。
(オレが行った高校は当時は珍しく、県立高校ながら比較的自由な校風だった)
話を戻して個性を尊重の話。
古い考えの人間かと思われるかも知れないけれど書く。
もともと黒い髪を金髪にしたり、耳にピアスの穴を10個くらい開けたり、それは個性ですか?ってオレは思うのよ。
(ちなみにオレは栗色の髪とかは好きだぞ。明らかに日本人離れした金髪、赤髪、緑髪みたいなやつの話ね。)
絵が上手いとか、野球が得意とか、走るの早いとか、手先が器用とか、そういう個性は尊重し、学校はその個性を伸ばすことに力を貸してあげるのは良いことだと思うし、むしろそうすべき。
が、「見た目」の方は果たして個性なのかな?
見た目はそういう「趣味」であって、「個性」では無いでしょ?と思うのよ。
誰でも簡単に真似できないのが個性であって、簡単に真似できるようなものは個性ではなく、特に外見のファッション的なものはただの趣味だ。
最近は「ブラック校則」なんて話も聞くけど、下着の色は白!なんてのは今の時代何の意味がある?ってオレかて思う。
でも、「趣味は家でやれ。学校ではするな。」って意味での髪の毛の色の指導は妥当だと思う。
好きなことを辞めろとは言わないが、学校ではするなってだけの話。
ゲームが好きだから学校でもやる、はおかしいでしょ?
ゲームが好きなら家でしろ、って話。それと同じ。
髪を金髪にしたりピアス付けまくりは学校とは何の関係もない。
家(学校以外)でするのは何の問題もない。
ただそれだけ。
今の中高生に老婆心で言うなら、学生時代に髪を黒くする程度の事が守れない(事情があって黒く出来ないってのは別)のなら、社会に出たらもっと理不尽やけど守るべきことがいっぱいあるよ、って事。
守れない場合は最悪法的に罰を受けることもあるんだよ。
そういうことも念頭に置いて趣味を個性と混同させて好きなことをしてくださいね、って話。
それでも金髪ピアスは個性!
誰にも批判する権利は無い!て思うならそれで結構。
でも、もしオレが企業の採用担当者でこういう外見の人が面接に来たら、たとえ誰よりも優秀でも採用はしないね。
金髪ピアスをする自由があるのなら、企業側にも採用するかしないかの自由もあるし、不採用理由を伝える必要も無いから。
職種や業種にもよるけど、例えば銀行の窓口に金髪ピアスの人座ってたらどう思う?(オレは銀行勤務では無いけれど)
何なの!?この銀行。品位を疑うわ!ってなるよね。
少なくとも「自由な社風で個性を尊重する良い会社だね」とはならんでしょ。
もしくはオレの息子(娘)が日本人のくせに金髪の恋人を連れて来たらちょっと強めに指導しちゃうよね。独身なんでこういうシーンはまず無いけど。。。
とにかく、社会(と世間の目)ってそういうもんなのよ。
いくら本人が個性だと言い張っても、そういう目で見る人も多いんですよ。
学校ってところは今後社会で困らないように社会に出る前の最低限守るべきルールを教える意味で校則ってものがあるんです。
髪の色なんて守る上で別に難しくも何とも無いルールだ。
でも、そんなことすら「個性を尊重!」とかもっともらしい理由で自分の趣味を押し通すならそれで結構だと思う。
その代わり、社会に出た時にそのせいで自分の職業の選択肢を著しく狭める可能性があることも知るべきだと思う。
今日は何を言いたのかっつーと、最近は個性だの人権だのを盾にされたらわがまますら容認せざるを得ない「普通の人にはしんどい時代」だなぁってこと。
今から大方30年近く前に、私も同じような経験がありました。その当時は塾を開いて確か4~5年目だったかとおもいます。
私「髪染めてるんと違う」生徒「…」
その2~3日後、親「うちの子は昔から髪の毛が茶色に近くて…、何てこと言うんですか?子供が傷ついています!」
私「申し訳ありません!」
親「塾を辞めさせていただきます。」
その当時は茶髪という言葉が出てきだした頃で、今みたいな「茶髪?」といっても普通の感覚ではなかった時代でした。まあ、懐かしいというか、失敗したな!って感じで、今でも心の中にグサッと突き刺さる物があります。(嫌なことを言って傷付けてしまったなあ。)
まあ、今でも失敗、失敗、、、の連続なのですけどね。
さて、ブログの中の話なのですけど、仮に塾の中に茶髪(はっきりとそれとわかる茶髪、染めました!)という子が入ってきた時に、どうするかなあ?真剣に悩んでしまいます。というのは、外見でその人物の性格(勤勉、他人に迷惑をかけるか?)は分からないからです。これは真面目だな!と直感で思った生徒が、私の目を盗んで、自習中などに他の生徒とおしゃべり、手紙をまわす、消しカスを飛ばして他の生徒の邪魔をする、等の行為があったからです。塾はこれらの行為を先生の目を盗んでやられるともうお手上げです。他の生徒の親から早速クレームが来て大問題に。塾の経営を揺るがす大問題と発展することも。
でもねえ、、、どうなんでしょうね。ブログの中にある生徒。「勤勉さ」とか「他人に迷惑をかけない」ということに、結構欠けていたかも知れません。髪の毛の色だけで先生に指導を受けたとありますが、なんというか「合わせ技」で指導を受けたんじゃないでしょうか?つまり、普段から目を付けられている不真面目な生徒ということ。
最後に、わが塾の入塾してくるときの条件。やはり、それとわかる髪の毛の生徒は断りますかね。また、入塾の時に、一応聞きますかね、軽く。「染めてます?髪の毛。」でも、銀髪、緑髪⇒速攻お断り。
なぜか?そのような生徒は、最低限のルール、マナーを守れない、また、守らなくても良いんだろ!ということを髪の毛が示していると思うからです。そうか、隠れてマナーを破る。これが一番困る。絶対に「個性」ではない。マナーだと思います。
それと、サッカーをやっている生徒はお断り。サッカー部の生徒をこれまで20人近く教えてきましたが、碌な生徒、親がいない。「バレなければ良い!」という感じで、マナーを守れない。サッカーという競技がそうなんでしょうね。審判の見えない所で、他の選手を蹴る、転倒させる。これが試合の中でよくあります。私は、偏見かも知れませんけど、サッカーをやっていますという人はちょっと???、つまり信頼できないという感じになってしまっています。え~さんはやってました?え~さんは確か柔道でしたよね。サッカー=悪という時代がありましたが、私にとってまだそれが続いています。サッカーをやっている生徒を入れたがために発生した損害は人件費も含めて500万くらいかもしれません。他の競技(野球、卓球、陸上、、、)は問題を起こす生徒いません。
毎年毎年マナーの悪い生徒で困っています。なにが「個性」なんじゃい?最低限のマナーを守れないだけじゃないの?こう思ってしまいます。
人間見た目じゃない!とは言いますが、ワタクシの経験上「やっぱり見た目どおり」がほとんどです。
通勤途中の高校生なんかを見てても、偏差値高い高校の生徒は大体が黒髪か自然な茶色。方や偏差値の低い高校は明らかに染めた不自然な茶色、金色です。
どっちの高校もおそらく校則で「髪染めるな」と決まってるはずです。
なのにこの差は?
やっぱり頭の中身が「アレ」かどうかでしょう。
ルールを守れない人間が真面目な(普通な)人間の中に入るとどうなるか。ほぼ風紀を乱します。
差別はアカンのは分かりますが、ルールを守れない人間のクソな思想を「個性だ」尊重して真面目な人が不愉快な思いしながら我慢するのはもっとアカンと思ってます。
これで「お前は差別主義者だ!」なんて言われたら「その通りだ!」と言ってやります。
ぷ~さんはサッカーやってる人間がお嫌いなんですね・笑
でも、ワタクシの中学高校時代(もう35年くらい前・苦笑)でもサッカー部に入ってたやつは他の運動部の生徒に比べてヤンチャなやつ率が多かったのは間違いないのでぷ~さんのご指摘は間違いでも無いと思います。
いつの時代もサッカー好きにはそういう奴らが多いんですかね。