星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

オレゴンからハ~イ!(2) いよいよオレゴン入り

2011年09月16日 23時35分47秒 | Weblog
二日目の今日はいよいよワシントン州からオレゴン州に入ります。そして、今日の宿は高校留学時代の親友Johnが居を構えるCorvallis。およそ500キロの行程で、夕方4時ころには到着できる計算です。昨夜早寝したので今朝は5時には目を覚まし朝食を済ませて7時にホテルを出発。順調な出足です。

朝靄の晴れ切らない州道をひた走り、ワシントン州の太平洋岸の町Aberdeenは特に見るべきものもなさそうなので素通り。いよいよ今回のドライブの舞台となるUSハイウエイ101号線に入り、ワシントン州との州境Columbia Riverにかかる長い橋を渡って訪れた最初の町がAstoria

 

北欧系の入植者が多い街だそうで、北欧系グッズを扱うお店のママが親切に色々教えてくれました。ご本人もフィンランドとスエーデンの家系だそうで、私が高校時代留学した町も北欧系移民の多いところで、ホストファミリーはスエーデン系だったことを伝えると、ママさんすっかり気にいってくれて、アストリアの歴史やら、街道沿いの見るべきスポットや立ち寄るべき美味しいレストランなどを懇切丁寧に教えてくれます。でも先を急ぐので話は早めに切り上げ出発進行!

ママのおすすめの海岸沿いの小さな村Manzanitaは、広~い海岸に散歩する人影がわずかにいるだけ。日光浴する親子の姿がいかにものどかなオレゴン・コーストの昼下がりにふさわしい光景でした。我々も生牡蠣をランチに食べてしばし海岸でお散歩です。

  

太平洋の水の冷たいこと!氷を溶かした水のように冷たく、ものの数秒水に入れただけで足先が麻痺しそうな水温で、砂浜ではあっても水遊びする人は全く見かけません。オレゴンで海水浴をする者はいないそうで、ビーチ(砂浜)と呼ばずにコースト(海岸)と呼ぶんだそうです。冷え切った足で踏みしめた砂の心地良さが忘れられません。

  


101号線沿線に沿って砂丘が点在し、高度を上げたハイウエイから海岸線を鳥瞰する観光スポットが沿線に数多く設けられています。いちいち停まっていては切りがないので交通量と所要時間をにらみながらメリハリを利かせて行進し続けます。

Manzanita海岸の居心地の良さについつい長居をしてしまい、Corvallis到着が見込みより一時間ほど遅れそうな状況です。到着遅れに気をもんでいるであろうJohnに一言電話したくても、公衆電話のありそうな店が途中に見当たりません。非常事態の緊急連絡ではやむなしと日本の携帯電話を取り出してかけようとしたらJohnの電話番号が見当たりません。カーナビに住所を入れ、パソコンにもiPhoneにもiPadまでにも友人Johnの連絡先情報をインプットしていた(と思っていた)のに、手書きのメモだけは用意していませんでした。カナダの携帯はアメリカでは使えないのでスイッチを切ってありましたが、これに電源を入れ、かろうじてカナダの携帯からJohnの番号を引っ張り出して事なきを得ました。

生半可なネット人間と思い込んでいる自分の愚かさに気付かされた瞬間でした。大事なモノは手書きのメモにせよ! 今日のレッスンでした。

25年ぶりに会うJohnと奥さんのEllieのもてなしを受け、Johnが釣り上げた鮭をBBQしてご馳走になる、いかにもオレゴンチックな食事の後は、来年の高校卒業50周年のクラス会の話で盛り上がり、来年ミネソタでの再会を約して二日目を閉じました。

この二日間で1100キロを走破しましたが、明日からはペースダウンして一日300キロの楽チンな行程となりそうです。

オレゴンからハ~イ!(1) 今日はワシントンどまりです

2011年09月16日 08時04分00秒 | Weblog
オレゴン経由サンフランシスコの長距離ドライブ第一日目は、ケロウナからワシントン州オリンピアまでの約600キロ8時間の旅でした。

シアトルの友人宅に泊めてもらって最近落ち目のイチローを激励するのもアリだったのですが、何度か訪れているシアトルはスキップして、今回の目的地オレゴンへの前進基地オリンピアを目指してひた走りに走りました。今日の行程は「高速道路は使用せず」の原則を離れて幹線高速道路Interstate Highway5(アメリカの国道5号線、I-5)を利用しました。原則からの逸脱ついでにホテルも予約してしまいました。

飲み物や果物を冷やせるようにクーラーボックスも載せ、おにぎり玉子焼きを携えてすっかり遠足気分です。おみやげのオカナガン・ワイン一箱、ゴルフバック1セットに小型スーツケース2個で車のトランクはいっぱいです。途中でのウオーキング、トレッキング、ゴルフに備えて各種シューズもしっかりと載せました。何が起こってもサバイバル可能なように、お米と電気釜、寝具一式の準備も検討しましたが、今回はそこまでの決死の覚悟と万全の装備は見合わせることとしました。今回のテーマは「肩肘はらずにサクッと4000キロ」走るツアーと銘打ったのでした。

Labor Day Weekend利用の出入国客で混雑するかと心配したアメリカへの国境越えも思ったほど混んでおらず、列の先頭から5~6台の待ち時間ですみ、40分ほどで全ての手続きが終了しました。スムーズな方だと思います。



オリンピアのホテルでシャワーを浴びて旅のホコリを落としてから、おもむろに夕食に出かけたものの、カーナビの連れていってくれるレストランは、今日はLabor Dayの祝日でどこも閉まっています。こんなこともあろうかと昼飯のおにぎりと卵焼きを残してあったのが大正解。残りのおかずと果物も一緒に残飯整理ディナーで初日を終えました。安く上げるのも今回のツアーの狙いの一つなのです。

ケロウナでは滅多に放送していないマリナーズの試合も、さすがにワシントン州まで来ると毎試合中継しているらしく、しばらくテレビ観戦しましたがこれも大差で負けていていまいち気勢が上がりません。

明日からの長旅に備えて今日は早めに寝ることにして、第一日目は無事終了です。