いよいよ往路最終日の6日目です。昨日の熱暑が嘘のような涼風のそよぐUkiahの朝です。今回の旅の目玉である硫黄臭の漂う本格温泉で長旅の汗を流して最終目的地Fremontに夕方4時頃に到着するのが今日のプランです。行程300キロの楽勝パターンです。
ランチ用のサンドイッチを仕入れるべくスーパーをカーナビに探してもらってモタモタしている間に、土曜日の朝のFarmars' Marketに出くわしましたので、出来立てのサンドイッチと飲み物を買い込み、今日のメインイベント立ち寄り温泉Orr Hot Springsに向けて出発です。Ukiahの町外れで101号線から山に入り一気に登り進むことおよそ20キロ、30分ほどで山間の秘湯を思わせる佇まいの温泉宿に到着です。
宿泊もできるが立ち寄り温泉もOK。ただし、いずれの場合も飲食物の用意は一切無く、泊まり客も立ち寄り客も食材を持ち込んで自分で調理するか弁当持参が約束事です。しっかりした調理施設と水道水・飲料水。燃料は施設側が用意してあります。事務所はあるものの、自動販売機は一切置いていません。徹底したものです。
土曜日であるものの思ったほど混んでおらず、予約の10時には他の客ともどもで7~8人の模様。ひと通りの注意事項を聞いて入湯料25ドルを払ったうえでイザ出陣!? 気負い込むには訳があるのです。ここは混浴なのです。普通何処の温泉も「男女共用」という意味で混浴ではありますが、通常は水着の着用が義務付けられているのです。ところが、ここが普通でないのは水着はオプショナル(Optional)、つまり水着は着ても着なくてもご自由にということなのです。日本の温泉ではあたり前のことながら、アメリカで水着をつけないでOKなんて温泉は初めてです。
かけ流し天然温泉でなけりゃ温泉じゃないと、知ったかぶりをして豪語する大の温泉好きの身にとっては、ここが天然硫黄泉のかけ流しときちゃあ申し分なしですが、アメリカでスッポンポンでの混浴の経験はなし、いささか緊張するのです。こちらの心のヒダを見透かしたような混浴の心得(注意書き・ご法度書き)が貼り出してあります。ジロジロ見るな、人に触れるな、言い寄るな、密室でやるべき行為に及ぶなエトセトラ・エトセトラ。掟のたぐいは、それを破る人間が多いから整備されるんでしょうかねぇ?
触れ書を読んで理解できただけに、こちらもジロジロ見るわけにも行かず、サクっと一瞥しただけでの印象ですが、手前の熱い湯壺に40代女性が二人、奥のぬるめの湯壺に30代前半の若いカップル一組、今ロッカールームを出て奥のサウナに向かった毛むくじゃらの50代男性一人、この5人は水着を着用しない派。バスタブの中で水着は着ていないだけで人前を歩くときはバスタオルで隠したり、バスローブを羽織ったりと公序良俗にかなっていてなんの違和感もありません。ドイツの温泉場で目撃したような、スッポンポンでお手手つないで堂々と闊歩するような人が多いと、水着をつけている自分が妙に恥ずかしくなったものですが、ここは良識派揃いでした。右下の写真は個室貸切バスタブで、使い終わったらブラシで洗い流し新しいお湯を注いでおく約束です。左側建物の一階部分に6部屋ほどあって、古いながらも清潔感のあるいい温泉でした。
私が男女共用のロッカーでモジモジしている間に出たり入ったりしていた20代後半の女性一人だけが水着を着ていました。嫌がっていたカミさんも白昼堂々の混浴初体験。これで8人の入浴客のうち水着派は一人だけと判明。水着着用率12.5%とスッポンポン派の圧勝でした。水着派女性の感想も聞いてみたかったけど「しつこく言い寄るべからず」なのでやめておきました。
中庭でのピクニックランチを含めて二時間あまりの滞在ですっかりリフレッシュした後は、一路サンフランシスコ目指して最後のホームストレッチ。ここから先は101号線沿線に出てくる町の名前もどれも20年前に見慣れた懐かしいものばかりで、カーナビ無しでも問題なしです。でも、これまで世話になった、帰りもまた世話になるGPSの立場も配慮して点けっ放しにしておいてあげました。
San Francisco here we come!!
2011年9月6日午後4時ちょっと過ぎに予定通り無事到着で~す。走行距離概算2280キロでした。
小馬鹿にしていてこれまで見向きもしなかったカーナビくん、君の力にゃ驚きました。帰りもよろしくね。
満身創痍のMVPくん、出発直前に気合入れすぎて車庫からバックするときに壊したサイドミラーをガムテープでとめただけでよく2000キロ超ドライブの風圧・振動に耐えてくれたね。山の上のレッカー車事件からの見事な立ち直り、帰りも期待しているよ。一週間十分に休んでおくれ。
ランチ用のサンドイッチを仕入れるべくスーパーをカーナビに探してもらってモタモタしている間に、土曜日の朝のFarmars' Marketに出くわしましたので、出来立てのサンドイッチと飲み物を買い込み、今日のメインイベント立ち寄り温泉Orr Hot Springsに向けて出発です。Ukiahの町外れで101号線から山に入り一気に登り進むことおよそ20キロ、30分ほどで山間の秘湯を思わせる佇まいの温泉宿に到着です。
宿泊もできるが立ち寄り温泉もOK。ただし、いずれの場合も飲食物の用意は一切無く、泊まり客も立ち寄り客も食材を持ち込んで自分で調理するか弁当持参が約束事です。しっかりした調理施設と水道水・飲料水。燃料は施設側が用意してあります。事務所はあるものの、自動販売機は一切置いていません。徹底したものです。
土曜日であるものの思ったほど混んでおらず、予約の10時には他の客ともどもで7~8人の模様。ひと通りの注意事項を聞いて入湯料25ドルを払ったうえでイザ出陣!? 気負い込むには訳があるのです。ここは混浴なのです。普通何処の温泉も「男女共用」という意味で混浴ではありますが、通常は水着の着用が義務付けられているのです。ところが、ここが普通でないのは水着はオプショナル(Optional)、つまり水着は着ても着なくてもご自由にということなのです。日本の温泉ではあたり前のことながら、アメリカで水着をつけないでOKなんて温泉は初めてです。
かけ流し天然温泉でなけりゃ温泉じゃないと、知ったかぶりをして豪語する大の温泉好きの身にとっては、ここが天然硫黄泉のかけ流しときちゃあ申し分なしですが、アメリカでスッポンポンでの混浴の経験はなし、いささか緊張するのです。こちらの心のヒダを見透かしたような混浴の心得(注意書き・ご法度書き)が貼り出してあります。ジロジロ見るな、人に触れるな、言い寄るな、密室でやるべき行為に及ぶなエトセトラ・エトセトラ。掟のたぐいは、それを破る人間が多いから整備されるんでしょうかねぇ?
触れ書を読んで理解できただけに、こちらもジロジロ見るわけにも行かず、サクっと一瞥しただけでの印象ですが、手前の熱い湯壺に40代女性が二人、奥のぬるめの湯壺に30代前半の若いカップル一組、今ロッカールームを出て奥のサウナに向かった毛むくじゃらの50代男性一人、この5人は水着を着用しない派。バスタブの中で水着は着ていないだけで人前を歩くときはバスタオルで隠したり、バスローブを羽織ったりと公序良俗にかなっていてなんの違和感もありません。ドイツの温泉場で目撃したような、スッポンポンでお手手つないで堂々と闊歩するような人が多いと、水着をつけている自分が妙に恥ずかしくなったものですが、ここは良識派揃いでした。右下の写真は個室貸切バスタブで、使い終わったらブラシで洗い流し新しいお湯を注いでおく約束です。左側建物の一階部分に6部屋ほどあって、古いながらも清潔感のあるいい温泉でした。
私が男女共用のロッカーでモジモジしている間に出たり入ったりしていた20代後半の女性一人だけが水着を着ていました。嫌がっていたカミさんも白昼堂々の混浴初体験。これで8人の入浴客のうち水着派は一人だけと判明。水着着用率12.5%とスッポンポン派の圧勝でした。水着派女性の感想も聞いてみたかったけど「しつこく言い寄るべからず」なのでやめておきました。
中庭でのピクニックランチを含めて二時間あまりの滞在ですっかりリフレッシュした後は、一路サンフランシスコ目指して最後のホームストレッチ。ここから先は101号線沿線に出てくる町の名前もどれも20年前に見慣れた懐かしいものばかりで、カーナビ無しでも問題なしです。でも、これまで世話になった、帰りもまた世話になるGPSの立場も配慮して点けっ放しにしておいてあげました。
San Francisco here we come!!
2011年9月6日午後4時ちょっと過ぎに予定通り無事到着で~す。走行距離概算2280キロでした。
小馬鹿にしていてこれまで見向きもしなかったカーナビくん、君の力にゃ驚きました。帰りもよろしくね。
満身創痍のMVPくん、出発直前に気合入れすぎて車庫からバックするときに壊したサイドミラーをガムテープでとめただけでよく2000キロ超ドライブの風圧・振動に耐えてくれたね。山の上のレッカー車事件からの見事な立ち直り、帰りも期待しているよ。一週間十分に休んでおくれ。