星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

カリフォルニアからハ~イ!(5) MVPくん登山新記録2575メートル達成

2011年09月29日 01時30分28秒 | Weblog
昨夜の不甲斐ない結果のリベンジをすべく早朝から階下に降りたら、このホテルのルーレットは10時開始だとずいぶんと商売ッ気のないことをおっしゃる。そんな悠長な商売に付き合うほど暇のない忙しい身、即断即決でMVPにまたがり次なる賭場を目指してムチを入れます。カミさんとの前夜の打ち合わせでは朝飯を8時ころに済ませて9時には出発しよというのが結論。残された時間が限られているのです。急げMVP!!

江戸の仇を長崎で、Sandsの仇はEl Doradoで。わがホテルの向かい側数ブロック先に高くタワーのそびえるホテルのカジノでなんとか制限時間内に昨夜の負けを取り戻し、ホテル代をやっとこさ捻出してホテルに戻ったら、カミさんが部屋にいません。そりゃそうです、昨夜約束した朝飯の時間が過ぎているのです。下のカジノでひと通り捜索したのに見つからないからと部屋に戻ったところでバッタリ。これで負けてでもいようものなら一悶着かもしれませんが、こちらも僅かでも勝ち戦で意気軒昂。ホテルにゃ大した朝飯ないから途中で食べよう!で先手必勝。結局街道沿いのマックでマックブレックファスト。佐倉の駅前とあまり代わり映えしませんが、ラスベガスじゃないから仕方がないのです。

ネバダ州からカリフォルニア州に入る州境にも、オレゴン州の時と同じようにカリフォルニア州の検問所があります。カリフォルニアから他の州に入るときにはなく、検問が一方通行なのはどうしてなんだろう?オレゴン・ワシントン間では検問のけの字もないのになぁ。州境の砂漠の中を長く延びるハイウエイに走る車も少なく、検問所を過ぎると前後に車が見当たらない状態がまた何キロも続きます。砂漠の中のハイウエイの運転は無味乾燥で眠りに誘われそうな不安に陥ります。

 

やがてSusanvilleを過ぎると景色が一変し緑豊かなLassen National Forestの中をハイウエイが通りぬけ、今日の前半の目玉、Lassen火山国立公園へのアプローチへと続きます。

  

1915年の大噴火のあと最初の火山国立公園に指定されたLassen火山国立公園の南北入り口を結ぶ連絡道路が整備されていて、キャンピングカーで頂上近くの標高2590メートルの駐車場まで登れます。そこから高低差600メートルの峻険を4~5時間かけて頂上まで往復するハイカーがピークシーズンには跡を絶たないそうですが、今日は強風のため登山道が閉鎖されていたようです。我が愛車MVPくんにとっても、生涯で一番高地に到達した日に違いなく、永く栄誉を称えるため記念にカーナビの証拠写真を残してあげました。

   

公園の中のSummit Lakeのほとりのでいつものようにピクニック・ランチ、そして靴を履きかえて湖畔周遊ウオーキングです。ワンパターンですが我々のアウトドア活動の限界です。

 

一休みしてから今日の宿泊地、名峰Mt.Shastaの麓、国道97号線のスタート地カリフォルニア州Weedを目指しました。途中の車窓から見るシャスタ山も、その麓の町Mount Shastaから見上げる容姿も、頂上の残雪ともども夕日にピンクに映えてあたりを払わんばかりの堂々とした佇まいで、大変感動的なシーンを目に焼き付けてくれました。右下の可愛らしい坊やの口に25セント硬貨を二つ入れてやると頂上の細部まで手に取るように見えましたが、残念ながらカメラには収まりません。