政治力

私は基本的に政治とか言うのは嫌いなんです。

とはいえ、公共福祉の力は認めるし、治安、災害、救急救命に係る仕事には、敬意を払うのです。

最近の役場は、まずたらい回しはしないです。

保険証発行手続きと、年金移管手続きの手際の良さといったらもう。

企業に臆することなく、電話をかけるあたりは、すごいと思いました。

なんとしてでも、税金を払おうと思う次第です。

それに比べて…。

というシーンがたまにあるのですが、特に生活に支障が出る問題などは、それはもう仕方なく、行政窓口に相談するのです。

こちらが必要な情報をしっかりと揃えていれば、真摯に相談に乗ってもらえます。

でも、政治は嫌いです。

何度か松下政経塾に行ったことがありますが、結局のところイマイチでした。

好きな人は好きなんでしょうけれど、政治的駆け引き。本質的には嫌いです。
腹の探り合いとか、利権絡みとか。

人間関係をごちゃごちゃいじるより、よりよいものを作りたいというのが前提にあるためで。

しかしそれが良いのか悪いのかを判断するのも、やはり人なんですよね。

私にとって良いものとは、
「生活の中にいつの間にかあって、なければ不都合だけれど、あって当然なもの」

なくしたときに、なくしたことに気づく、なんだか悲しいもの。

それは公共的なサービスも含まれます。

全く違うものは、
「一発当てて儲ければいいや」
というもの。

賭け事も嫌いです。

麻雀とかもやってみましたけれど、勝てる確率と負ける確率がそんなに変わらないという勝負で、どんなに知略をめぐらしても、どんな統計学を使っても、何もしなくても、勝つときは勝つし、負けるときは負けるという土俵では、どんな努力も意味ないなと。

宝くじは買わない。

何かで計算したんですが、宝くじ１枚の価値って10円するかしないか。

それを300円で買うのだから、地方自治体大儲けです。

賭け事の親としては、購入枚数が増えれば増えるほど儲かるので、いいのでしょうけれど。

それだったら、もっと堅実な方法で社会に還元しますよ。

自分の技能も上がって、社会も良くなるものを作ります。


私は純粋なものづくりを極めたいだけで、それ以上の資本も欲しいわけではない。

リーダーなんてまっぴらゴメンなんです。

めんどくさいだけじゃ。