自業自得は自分の行いが自分に返ってくること。
良いこともあれば、悪いこともある。
自分が行ったことが返ってくるのが、自業自得。
世の中、他人が行ったことが自分に返ってくることのほうが多いです。
それを、他業自得と呼んでいます。
どんなに自分が精魂込めてものを作り上げても、関連する人の手抜きや勘違いによるミスで、失敗する。
ものでなくても、イベントやスケジュールや会議やサービスの先端など、多くの人が関連する出来事のフロントエンドでミスが発生すると、全てが台無しになる。
そういったミスを起こさないように、システムを作ったり、教育をしたり、場合によれば責めたり褒めたりしないとならないわけですが、これが非常に難しい。
レベルが違いすぎると、簡単にハラスメントになる。
自分からの働きかけもあるけれど、他人からのやっかみやいじめも発生する。
精神的な負荷も大きいし、経済的な損失も激しい。
そのリスクを減らすためには、究極には場所を変える、環境を変えるなど、自分が身を置く組織や文化そのものを変えないとならない。
組織全体の意識文化を変えるより、圧倒的に自分の身を移す方が、コストと時間が少なくて済む。
最も端的には、自分で仕事を起す、起業が解決策としてわかりやすい。
しかし、サラリーマンとは違う技能が必要になる。
人の機微や社会の変化を柔軟に捉えて、即座に対応していく能力が求められる。
柔軟に交渉を行っていくコミュニケーション能力のほうが、圧倒的に重要になってくる。
損失を減らし利益を得るための金銭感覚も必要になる。
一つ所の物事だけにこだわり続けていられるサラリーマンとは、違う能力になる。
他人を巻き込むということ。
他業自得の張本人となりうる。
リーダーになってしまう場合、他の大多数を巻き込んでいくことになる。
会社の事業主には、それこそ多くの責任が降りかかる。
労働者の生活や職場環境やモラルの維持も行っていく必要がある。
全く面倒ですね。
でも必要となればやっていく必要があるわけですよ。
誰とともに過ごすかは、とても重要な要素になります。
しっかりと、ダメなことにダメだと判断し続ける判断能力も必要になる。
どこに行くかは重要な要素ですが、日本だけにいてはだめだとは思う。
日本は世界の中で本当に特殊な文化です。
そこに適合するのが正解だとは思えません。
世界に向かわないとならない。
言葉だけでは得られない、五感による知識によって、瞬間的に善悪を判断する必要がある。
ニュージーランドのホームステイ先のホストファミリーは本当に暖かかった。
他の国ではそうではない人もいた。
もちろん日本でも、ダメな人もいれば良い人もいる。
人種や文化ではない。個々人の特性だ。
残念ながら、身内の親族や兄弟姉妹が善人とは限らない。
友人や職場の上司先輩同僚もしかり。
自分の行いや態度でも、他人の対応は変わる。
自業自得でもあり、他業自得でもある。
何が良くて何が悪いかを決めるのは、結局のところ自分自身。