先日、『サザン・オールスターズ』が30周年を向かえ、活動を休止するという事で
ラスト・コンサートの模様がテレビで放映されていましたね。
一口で30年と言ってしまえばそれまでですが、とてつもなく長い月日です。
しかし、 30年前『 熱い胸さわぎ 』 のアルバムを発売したときの、
あの感動は、ついこの間のように思い出されます。
思い返せば、3回も彼等のコンサートに行くことが出来たことは
幸せだったと思います。
先日のコンサートは雨の中にもかかわらず、サザンも観客も一体になって
歌いまくり、踊りまくり、別れを悲しんでいる様子で、
観ているこちらも感動ものでした。(サザンの野外コンサートはいつも雨ですね)
また、いつか帰ってくることでしょう・・・。
『 働けロック・バンド (Workin’ for TV) 』 (1980年)
この曲はシングル・カットもされていませんし、ヒットもしませんでした。
『今なら話してもよかろう・・・。』と、はじまり
『その気もないのに、笑うことばかり・・・。』
『テレビのために働く事、そりゃあ、しんどいもの・・・。』
と、テレビ番組に利用され、疲れ果てた、彼等の本音を歌にし、
『別れることだってあるだろ』と、歌い終わるこの曲は、
彼等の精一杯の主張だったのでしょう。
この曲を最後に、サザンは、一切、テレビ出演を断り、アルバムづくりと
ライブ・コンサートだけの活動へと切り替えて、やってきたのでした、
本来、自分達がやりたかったこと・・・
だからこそ、30年もつづいたのでしょうね。
だから今回もチョッと一服してまた帰ってくる事でしょう。
ラスト・コンサートは、懐かしい曲から最近の曲まで、とても良い選曲でしたが、
(真夏の果実はやっぱり最高でしたよ)
その中に『 働けロック・バンド 』 が入っていたのには、
とても驚きました。 そして、とっても嬉しかった。
アップルくん