こんばんは~!前回に引き続き工房見学の様子を紹介していきたいと思います!
前回は「楽木」の松岡さんの工房とご自宅の様子をご紹介いたしましたが、
その内容を見たい方は
「木の家具の奥深さを知る~さつこ記録その②~」をご覧ください。
今回は「山工房」さんの工房です!
道沿いに看板が立っています。
工房の裏側になるんでしょうか・・・映画にでてきそう。
暑い中、笑顔で出迎えてくださったのは「山工房」の山上さん。
さつこは初対面だったのですごく緊張しながら挨拶させてもらったのですが、とても気さくな方でした^^
「楽木」さんで機械の説明をしていただいたので「山工房」さんでは山上さんならではの実演をお願いしてもらいました。
前回でてきた「ちぎり」ですが、4つあるうちの両端の「ちぎり」に比べ
真ん中2つは形がはっきりしていますね。
山上さんはこの「ちぎり」の周りを彫るという、ひと手間を加えています。
木材を定規代わりに動かないよう固定し、機械を使ってまっすぐ彫っていきます。
直線しか引けないのでひとつの「ちぎり」に6回彫らないといけないそうです。
出来上がりがこちら・・・・!
とてもきれいに縁取られています!職人技ですね!
このひと手間がグッと「ちぎり」を引き立たせてくれるように感じます。
ですがなぜか主張しすぎず、控えめ過ぎずの一体感が生まれています。うーん、不思議です。
棚にはたくさんの工具。どの工具がどんな用途で使われるのか、私にはわかりませんでした・・・。
工房の真ん中にはワンちゃんが2匹いて、山上さんが飼われているそうです。
犬好きの私としてはもうたまらん・・・なでなでさせていただきました(笑)
こんなところにネコちゃんも・・・!お邪魔しています。
飼われている犬猫は拾われてきたそうですが、山上さんにとても懐かれていて
山上さんの気さくで寛大な人柄が動物たちにも分かっているのか・・・にじみ出ているのか。
そうしているうちに社長が気に入った一枚板をその場で購入!
この木の板がどのように生まれ変わり、さしこうに来るのかとても楽しみです!
工房内には他にも数点、製作途中の家具が置かれていました。
そちらも写真を撮らせていただきました^^
「チーク」という木なのですが、世界の3大銘木の1つに数えられ、
美しい木目と、強靭な耐久性の為、 高級材として知られており世界中で大変人気のある木なんです。
古くから高級な素材として、高級列車の内装なども、このチーク材が用いられています。
木目がなんともいえない、美しさ。
このテーブルでなんだかホッとひと息つきたくなるのは私だけでしょうか・・・。
このTHE・木!!という感じの皮目部分がこれまた良いですね。
自然そのままという気がして、かっちりしてないどこでも馴染みやすい気がします。
チェアの座る部分です。人のおしりの形に合わせて丁寧に彫っていくそうですが
集中力と根気がとても必要になってきます。魂のこもった作品のひとつですね。もう脱帽です。
ここでもみんな熱心に勉強中です。
たっぷりお話を聞いた後、最後に全員で山上さんと写真を撮らせていただきました^^
短い時間でしたが、いきなりの実演をお願いしても快くしてくださったり
機械や「ちぎり」などたくさんのことを事細かに教えてくださいました。
どんな材木でもどこに置いても個々が主張しすぎない、優しい家具ができるのは
気さくで寛大な山上さんだからこそ生まれるものだと感じました。
この後、山上さんに美味しいうどん屋さんを教えていただきお昼ご飯です!
やっぱり香川のうどんは美味しいですね!
ただひとつ思ったのは、さしこうスタッフはとにかく食べるのが早すぎる・・・!
みんなよく食べるなぁと思いながらノロノロいただきました。
以上、「山工房」の山上さんの工房をご紹介いたしました!
そして最後は「川西木工」さんの工房です。
このお話は次回にさせていただきます^^