こんばんは!今日で4回目となるさつこ記録です。
前回に引き続き工房見学のお話をしたいと思います!
前回のお話は
「木の家具の奥深さを知る~さつこ記録その③~」 をご覧ください。
今回は最後にお邪魔させていただきました「川西木工」さんの工房です!
午前中は雨が降っていたのに午後からはすっかり晴れ、
とても蒸し暑い中でしたが、快く出迎えてくださいました。
工房の中をさっそく見せていただきました!
たくさんの機械、工具、材木・・・とにかく広い!!
「楽木」さんや「山工房」さんとはまた違った雰囲気な気がしました。
ちょうど制作途中のものがあり、どんな感じで仕上げていくのか、
また見えない部分の工夫を少しだけ実際に見せていただきました^^
まだ制作途中ですが、この時点でとてもきれいな形・・・
私的にはこの形どストライクでした。家に欲しい。
実はこの引き戸棚、ある部分がよく考えられて工夫されているんです。
この戸を閉じる溝の部分なんですが、これは「戸当たりじゃくり」というそうで
溝がつくるにはきちんと理由があるんです。
引き戸を閉めた際に、枠と戸の間に隙間ができないように
枠の部分を戸の厚さ分より少し広めに削ることで
溝の部分に戸がわずかに食い込む形となり、隙間を防げるということなんです!
溝の幅もぴったり。
すこしでも違ってしまうと入らなかったり、ガタガタになってしまいます。
もうこれには「そういうことか!」と思わず声が・・・とても感動しました。
取り付けてチェックして、はまりが悪いと削って、また取り付けて。
細かいところも丁寧にされています。根気が必要な作業ですね・・・。
他にも考えられて作られている部分があるのですが、
スタッフの話のネタを取ってしまってはいけないのでここは割愛させていただきます。
本当に「へぇ~!!」の連発でした。いや~知れば知るほど奥深い・・・
スタッフ興味津々。質問攻めにも丁寧に対応してくださいました^^
立派な一枚板!真ん中のヒビもいい感じです。
このヒビの間にも川西さんはヤスリできれいに仕上げているそうで、
どの部分でも手を抜かない、真摯に取り組まれているのが分かります。
中にはこんな大きな割れ目に樹脂で固めているテーブルも!
これはすごい・・・覗きたくなるのは私だけでしょうか。
さしこうでは主にクルミの木の家具を置いている「川西木工」さんですが、
工房にはたくさんの種類の木材が置いてありました。
立てかけられたたくさんの一枚板。
その中でも私が気に入ったのはこちら・・・
「キハダ」という木の一枚板ですが、形がおもしろいのと
木目がはっきりしていてきれいなので、一目惚れ。
こちらもたっぷり堪能させていただきました^^
どの家具も丁寧かつ見えない部分まで細かく工夫をされている「川西木工」の川西さん。
使う人を想い真摯に取り組まれているからこそできるものだと感じました。
工房の隣には桃がたくさん・・・!美味しそう。
天気もすっかり晴れてとてもいい1日となりました。
以上で工房見学は終わりです。
さつこは初めての工房を見学させていただきましたが、
作る人によってそれぞれの特徴、良さがあることを知りました。
魂のこもった芸術品とも言える木の家具。
そしてそのことを知れば知るほどおもしろさ、そして奥深さを感じました。
まだまだ私の知らないことはたくさんありますが、
ひとつひとつ知っていき、理解することで魅力を知る。
その魅力をいかに皆さまにお伝えできるか、
それは私たちスタッフの役目だと改めて思いました。
長々とお話させていただきましたが、
以上でさつこ記録は終わりとさせていただきます。
拙い文章でわかりにくい部分も多々あったと思いますが
ここまで読んでくださりありがとうございました!
~おわり~