










◇さしこう本店◇
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こんにちは。
本店のyuです。
vol.1より始まったyuのイラン紀行、今回はvol.2ゾランヴァリ社~ホメイニー朝~絨毯博物館へ編 です。
前回は、日本→ドバイ→テヘランまでの旅路をご紹介しました。
1日目は、世界最高峰の手織り絨毯を扱う「ゾランヴァリ社」とテヘランの絨毯にまつわる名所を訪問。
まずはテヘラン国際空港より約40分... 着きましたゾランヴァリ社です。
すごく立派なお庭ですね。
さしこうのギャッベは、この「ゾランヴァリ社」から仕入れています。
上質なギャッベだけを取り扱い、ここから日本へ来ているのは、日本に流通するギャッベの中の8%ほど。
誰でも直接買い付けを許される会社ではありません。
またカーペットオスカー賞を2度受賞しており、「世界最高品質のギャッベ」として名を馳せています。
右の方は、「ゴラムレザー・ゾランヴァリ」さんで、ギャッベの世界的ブームの礎を築いた方です。
ギャッベを織るカシュガイの人々は彼を「ギャッベの育ての親」と呼び、遊牧民が自由に織る絨毯を”アートに変えた逸話があります。
それは1956年、ゾランヴァリさんが23歳の時。
カシュガイ遊牧民から買い付けた156枚のギャッベの売れ行きが芳しくなく、苦渋に立たされていました。
そんな最中、ある日スイス人絨毯商がイラン人通訳を連れて彼の店にやって来て、156枚全部の絨毯を買い占めていったというエピソードです。
その後、そのスイス人は同じような絨毯を1000枚欲しいと言って、ゾランヴァリさんの元を訪れたそうです。
これが「ゾランヴァリ社」の始まりです。
ゾランヴァリ社の中を見させていただくと
ユニークな柄のギャッベがありました。
櫛のような図柄は「シャーネ」と言って、絨毯を折る工程でパイルを締めるために使う道具です。
緯打具と呼ばれたりもして、面白い柄です。
こちらは糸の染色に使う草木のサンプルです。
ゾランヴァリ社のギャッベはすべて草木染めなのも魅力ですね。
発色が自然で嫌味がないです。
そして経年変化はきれいで渋みを増してきます。
大きな倉庫です。入口上部のライオンレリーフが良い味出してます!
一通りゾランヴァリ社を見終えると、今度はホメイニー廟へ向かいます。
ホメイニー廟とは、イランの初代最高指導者(1979~1989年)のルーホッラー・ホメイニー師の墓廟で、1989年に建築が開始されました。
場所としてはテヘラン南部の郊外にあります。
入る前から壮観です。真っ青な空と金色のドームがゴージャスさを一層引き立てます。
王宮という表現が思い浮かびますが、ペルシャ建築の凄みを感じることができました。
またこの中にホメイニー師のお墓があります。
中は一面ペルシャ絨毯が敷き詰められ、厳かな空間でした。※中は写真NGのため掲載不可です。
この後は、現地1発目のイラン料理です。
この建物の中に食堂がありました。
右のは、現地のヨーグルト?的なもの..(こう言ってはなんだが苦手な部類でした(笑))
こちらはイランの食堂の定番飯、サフランライスとケバブ。焼きトマト。
味は単調ですが、おいしいですし、日本人の口にも合いやすいかと。
お米はパラパラしています。
食事を終えると次はテヘランの絨毯博物館へ。
ここでは16~17世紀のサファヴィー朝時代の名作絨毯や、100年前の絨毯も見ることができます。
いざ潜入です!
現地ガイドのダラビさんが解説してくれています。
イランの絨毯産地は各所点在していて、北東はマシュハド、北西はタブリーズ、中央はカシャーン、クム、ナイーン、
南西はイスファハン、南はシラーズなど各地の特色を持ちながら発展してきました。
こちらの楕円形の絨毯は現地では「ベイズィー」と呼ばれます。
なかなかお目にかかれない珍しい形の絨毯です。
外周のボーダー部には花柄を書かれていて、水への感謝を表しています。
中央に見えるのは、メヘラーブ「壁龕(へきがん)」と言って、聖地メッカの礼拝の方向を表す文様です。
これはイスラームの伝統的文様で古くから継承されてきていて、各地のモスクにも壁龕があります。
他にも様々な銘品が展示されていました。
さて絨毯博物館を出ると、今度は南部シラーズへ行くためにテヘラン国際空港へ
移動が半端ない...
テヘランの街を車窓から眺めながら...
今度は国内線でテヘラン→シラーズへ約2時間。
この日の晩から明日にかけて、いよいよギャッベの織り子さんたちが住むシラーズです。
vol.3へ続く~