母は花が好きだ。庭に出るとずーと何時間でも家に入って来ないで、手入れをすることがよくあった。近年は嫁に気兼ねばかりして庭に出るのもずいぶん減ってしまった。その分元気がない。それが不憫でドライブに、気晴らしに連れて行く。昔の人だから、きれいに今風に整然とした花壇ではなかったが、「ここ見て、この花きれいでしょう」「ここに挿し木してあるよ」と行くと得意げに案内してくれた。手当たり次第に挿した植物が茂っていたが、どこにどの花を植えてあるのかは、本人がよく知っていて庭の花壇を自慢するのが常だった。その表情は生き生きとしていた。今、その顔が見られないのでちょっと寂しい。
母は時々、庭にある花を摘んできて活けたりするが、それがとても素敵なのである。センスがいいと私は思っている。写真の花もそれ。
父の誕生日(去年)にみんなが集まった食卓にさりげなく置かれていた花。
今、テレビで「認知症の人をあまり怒ってはいけない。余計に症状を悪化させるのだ」そうである。怒っている表情には敏感に反応して、怖いという。できるだけ穏やかに、笑顔をたくさん見せて優しくしてあげよう。私達の幼い時にしてもらったことのお返し。母が最近ちょっと元気がないので、気をつけて見て行こうかな。認知症にならないように。まわりの人に気兼ねばかりしすぎる母。どこの誰よりも優しい母。優しくされた分、やさしくしてあげなくては。
母は時々、庭にある花を摘んできて活けたりするが、それがとても素敵なのである。センスがいいと私は思っている。写真の花もそれ。
父の誕生日(去年)にみんなが集まった食卓にさりげなく置かれていた花。
今、テレビで「認知症の人をあまり怒ってはいけない。余計に症状を悪化させるのだ」そうである。怒っている表情には敏感に反応して、怖いという。できるだけ穏やかに、笑顔をたくさん見せて優しくしてあげよう。私達の幼い時にしてもらったことのお返し。母が最近ちょっと元気がないので、気をつけて見て行こうかな。認知症にならないように。まわりの人に気兼ねばかりしすぎる母。どこの誰よりも優しい母。優しくされた分、やさしくしてあげなくては。