☆ 昨日の復習

先手番大内先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170812
昭和56年9月、米長邦雄先生と第2回日本シリーズです。

大山先生の四間飛車に米長先生は居飛穴です。

大山先生は普通に組んでいます。

米長先生は5筋から動きました。こういう時の受け方が(振り飛車党で無いので)見えないのですが

もちろん取らないで角を使うんですね。

米長先生は銀を立て直し、互いに位を取っての対抗です。

52飛に86歩、大山先生のゆっくりした攻めですが間に合うのかな?

角の移動から桂馬を使われた時に

95角があります。銀をぶつけられて67歩ならおとなしいですが

この二人の対戦ですから気合重視、取り合いです。

飛車取りにも57歩成で

金銀と飛桂の交換です。馬は作っていても89桂が残っているので損得はほぼありません。大山先生は端に手を付けて

駒得狙いというよりは大駒で攻めをけん制しています。

歩を垂らされて64馬は指しにくく

歩を払って金を打たせて

64馬を決行です。玉が薄くなったので3枚の攻めでも危ないですよね。

米長先生の37銀成がおかしくて、37金のほうが得なはず。39角を取られてしまい

また攻め駒3枚です。

先手玉は広いので捕まえ切れませんでした。

55歩に大山先生は同竜でもよいのですが、玉を逃げ出せば

47玉から入玉できたはず。それを成桂を取ってしまったので

また危険になりました。

攻防の角なのですが、(この前後で)54から打ったほうが受けに利いていたようで

米長先生の攻めが続きます。

受けが無くなって23桂。どうやら23同金ならかなり王手が続きますが詰みがなかったようです。

逃げてしまったので詰みました。
早指しなので何があるかわかりませんね。観戦していたら面白いでしょうが、棋譜並べの時はあれこれ変化を考えていると悩みます。
大山先生は玉を移動して受ける(逃げる)のは好きなのですが、入玉自体は好きではないように感じます。だから127手目で成桂を取ってから、穴熊攻略を考えてしまうのでしょう。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:米長邦雄棋王
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 8四歩(83)
5 7八銀(79)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 5三銀(62)
15 5八金(69)
16 3三角(22)
17 3八銀(39)
18 2二玉(32)
19 4六歩(47)
20 1二香(11)
21 6七銀(78)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 1一玉(22)
25 3六歩(37)
26 2二銀(31)
27 1六歩(17)
28 3一金(41)
29 1五歩(16)
30 5一金(61)
31 4七金(58)
32 4一金(51)
33 2六歩(27)
34 3二金(41)
35 2七銀(38)
36 4二角(33)
37 3八金(49)
38 4四銀(53)
39 8八飛(68)
40 7四歩(73)
41 5九角(77)
42 6四角(42)
43 5六歩(57)
44 5五歩(54)
45 6五歩(66)
46 7三角(64)
47 7七角(59)
48 5六歩(55)
49 同 銀(67)
50 5五歩打
51 6七銀(56)
52 5三銀(44)
53 6六銀(67)
54 5四銀(53)
55 2五歩(26)
56 4四歩(43)
57 3七桂(29)
58 5二飛(82)
59 8六歩(87)
60 6四歩(63)
61 同 歩(65)
62 同 角(73)
63 6五歩打
64 4二角(64)
65 8五歩(86)
66 7三桂(81)
67 9五角(77)
68 6五銀(54)
69 7三角成(95)
70 6六銀(65)
71 6四歩打
72 5六歩(55)
73 7四馬(73)
74 5七歩成(56)
75 5二馬(74)
76 4七と(57)
77 同 金(38)
78 6四角(42)
79 1四歩(15)
80 同 歩(13)
81 1三歩打
82 同 銀(22)
83 6一飛打
84 5五銀(66)
85 7四馬(52)
86 8七歩打
87 同 飛(88)
88 8六歩打
89 8八飛(87)
90 5六歩打
91 同 金(47)
92 4七金打
93 6四馬(74)
94 同 銀(55)
95 同 飛成(61)
96 4八銀打
97 3八銀打
98 3九角打
99 2九玉(28)
100 3七銀成(48)
101 3九玉(29)
102 8七歩成(86)
103 6八飛(88)
104 5七歩打
105 4七銀(38)
106 同 成銀(37)
107 5九歩打
108 5八歩成(57)
109 同 歩(59)
110 4八銀打
111 2八玉(39)
112 3七銀成(48)
113 1七玉(28)
114 2七成銀(37)
115 同 玉(17)
116 1五桂打
117 2六玉(27)
118 2四歩(23)
119 3五歩(36)
120 5五歩打
121 3六玉(26)
122 5八成銀(47)
123 同 飛(68)
124 5六歩(55)
125 同 飛(58)
126 2七桂成(15)
127 同 玉(36)
128 4七銀打
129 5一飛成(56)
130 2五歩(24)
131 3七銀打
132 2六歩(25)
133 同 玉(27)
134 2四銀(13)
135 6五角打
136 3五銀(24)
137 1七玉(26)
138 2六歩打
139 3九桂打
140 3六銀(47)
141 2六銀(37)
142 同 銀(35)
143 同 玉(17)
144 3五銀打
145 1七玉(26)
146 2六歩打
147 3八銀打
148 2七金打
149 同 桂(39)
150 同 歩成(26)
151 同 銀(38)
152 2五桂打
153 1八玉(17)
154 3七桂成(25)
155 1六銀(27)
156 2六銀(35)
157 2九玉(18)
158 2七銀(26)
159 2三桂打
160 2二玉(11)
161 1一角打
162 1三玉(22)
163 2四金打
164 投了
まで163手で先手の勝ち

先手番大内先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170812
昭和56年9月、米長邦雄先生と第2回日本シリーズです。

大山先生の四間飛車に米長先生は居飛穴です。

大山先生は普通に組んでいます。

米長先生は5筋から動きました。こういう時の受け方が(振り飛車党で無いので)見えないのですが

もちろん取らないで角を使うんですね。

米長先生は銀を立て直し、互いに位を取っての対抗です。

52飛に86歩、大山先生のゆっくりした攻めですが間に合うのかな?

角の移動から桂馬を使われた時に

95角があります。銀をぶつけられて67歩ならおとなしいですが

この二人の対戦ですから気合重視、取り合いです。

飛車取りにも57歩成で

金銀と飛桂の交換です。馬は作っていても89桂が残っているので損得はほぼありません。大山先生は端に手を付けて

駒得狙いというよりは大駒で攻めをけん制しています。

歩を垂らされて64馬は指しにくく

歩を払って金を打たせて

64馬を決行です。玉が薄くなったので3枚の攻めでも危ないですよね。

米長先生の37銀成がおかしくて、37金のほうが得なはず。39角を取られてしまい

また攻め駒3枚です。

先手玉は広いので捕まえ切れませんでした。

55歩に大山先生は同竜でもよいのですが、玉を逃げ出せば

47玉から入玉できたはず。それを成桂を取ってしまったので

また危険になりました。

攻防の角なのですが、(この前後で)54から打ったほうが受けに利いていたようで

米長先生の攻めが続きます。

受けが無くなって23桂。どうやら23同金ならかなり王手が続きますが詰みがなかったようです。

逃げてしまったので詰みました。
早指しなので何があるかわかりませんね。観戦していたら面白いでしょうが、棋譜並べの時はあれこれ変化を考えていると悩みます。
大山先生は玉を移動して受ける(逃げる)のは好きなのですが、入玉自体は好きではないように感じます。だから127手目で成桂を取ってから、穴熊攻略を考えてしまうのでしょう。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:米長邦雄棋王
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 8四歩(83)
5 7八銀(79)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5四歩(53)
13 2八玉(38)
14 5三銀(62)
15 5八金(69)
16 3三角(22)
17 3八銀(39)
18 2二玉(32)
19 4六歩(47)
20 1二香(11)
21 6七銀(78)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 1一玉(22)
25 3六歩(37)
26 2二銀(31)
27 1六歩(17)
28 3一金(41)
29 1五歩(16)
30 5一金(61)
31 4七金(58)
32 4一金(51)
33 2六歩(27)
34 3二金(41)
35 2七銀(38)
36 4二角(33)
37 3八金(49)
38 4四銀(53)
39 8八飛(68)
40 7四歩(73)
41 5九角(77)
42 6四角(42)
43 5六歩(57)
44 5五歩(54)
45 6五歩(66)
46 7三角(64)
47 7七角(59)
48 5六歩(55)
49 同 銀(67)
50 5五歩打
51 6七銀(56)
52 5三銀(44)
53 6六銀(67)
54 5四銀(53)
55 2五歩(26)
56 4四歩(43)
57 3七桂(29)
58 5二飛(82)
59 8六歩(87)
60 6四歩(63)
61 同 歩(65)
62 同 角(73)
63 6五歩打
64 4二角(64)
65 8五歩(86)
66 7三桂(81)
67 9五角(77)
68 6五銀(54)
69 7三角成(95)
70 6六銀(65)
71 6四歩打
72 5六歩(55)
73 7四馬(73)
74 5七歩成(56)
75 5二馬(74)
76 4七と(57)
77 同 金(38)
78 6四角(42)
79 1四歩(15)
80 同 歩(13)
81 1三歩打
82 同 銀(22)
83 6一飛打
84 5五銀(66)
85 7四馬(52)
86 8七歩打
87 同 飛(88)
88 8六歩打
89 8八飛(87)
90 5六歩打
91 同 金(47)
92 4七金打
93 6四馬(74)
94 同 銀(55)
95 同 飛成(61)
96 4八銀打
97 3八銀打
98 3九角打
99 2九玉(28)
100 3七銀成(48)
101 3九玉(29)
102 8七歩成(86)
103 6八飛(88)
104 5七歩打
105 4七銀(38)
106 同 成銀(37)
107 5九歩打
108 5八歩成(57)
109 同 歩(59)
110 4八銀打
111 2八玉(39)
112 3七銀成(48)
113 1七玉(28)
114 2七成銀(37)
115 同 玉(17)
116 1五桂打
117 2六玉(27)
118 2四歩(23)
119 3五歩(36)
120 5五歩打
121 3六玉(26)
122 5八成銀(47)
123 同 飛(68)
124 5六歩(55)
125 同 飛(58)
126 2七桂成(15)
127 同 玉(36)
128 4七銀打
129 5一飛成(56)
130 2五歩(24)
131 3七銀打
132 2六歩(25)
133 同 玉(27)
134 2四銀(13)
135 6五角打
136 3五銀(24)
137 1七玉(26)
138 2六歩打
139 3九桂打
140 3六銀(47)
141 2六銀(37)
142 同 銀(35)
143 同 玉(17)
144 3五銀打
145 1七玉(26)
146 2六歩打
147 3八銀打
148 2七金打
149 同 桂(39)
150 同 歩成(26)
151 同 銀(38)
152 2五桂打
153 1八玉(17)
154 3七桂成(25)
155 1六銀(27)
156 2六銀(35)
157 2九玉(18)
158 2七銀(26)
159 2三桂打
160 2二玉(11)
161 1一角打
162 1三玉(22)
163 2四金打
164 投了
まで163手で先手の勝ち