☆ 昨日の復習
先手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170814
昭和56年9月、河口俊彦先生と第31回NHK杯です。
大山先生の四間飛車に河口先生は腰掛銀から右四間飛車のようです。
今の目で見れば35歩には48飛とすべき。32飛に45歩で攻めます。
6筋の位を取る作戦でした。でも三間飛車で動こうとしているのに位取りは方向が違います。
3筋の歩交換に45歩、ちょっと無理をしている感じはありますが
この飛まわりの感触は良いです。41金をにらんでいるので
大山先生はおとなしく受けます。このまま収まると河口先生は作戦負けになりそうなので
自陣角。24飛には44歩同歩36歩同銀61角成同玉44飛、というつもりでしょうか。
でも25角と合わせるのが筋悪のようで(25同角同桂というのがつまらなく見える)難しいです。河口先生は多分とっさに44歩と突き捨てたのですが
角と金の取り合いは大山先生のほうが良さそうです。27馬の利きと
45桂と逃げ出すこともできましたし。河口先生は食いついておくくらい。
34角は好点で、形勢が開いていきます。
56金と手放すのは仕方ないですが、攻撃力が下がります。
大山先生は自玉を受けないで自然に大駒で攻めていきます。
桂を成り捨てれば駒が取れて
2手すきくらいの攻めが続きます。
河口先生も攻め駒が増えたので形にはなりました。でも金が無いので詰めろではないのです。
銀を投入して抵抗しますが
銀取りだったので首を差し出しました。
投了図。
16角と打つ構想は、河口先生の渾身の一手、という感じですが不発でした。位を取っての急戦という無理な流れがあるので、一気に優勢にはもっていけません。
有利になった後に大山先生の自然な好手が目につきました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:河口俊彦5段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 4八銀(39)
4 4四歩(43)
5 6八玉(59)
6 3二銀(31)
7 7八玉(68)
8 4二飛(82)
9 4六歩(47)
10 4三銀(32)
11 4七銀(48)
12 6二玉(51)
13 5六銀(47)
14 3五歩(34)
15 5八金(49)
16 7二玉(62)
17 6六歩(67)
18 3二飛(42)
19 6五歩(66)
20 3六歩(35)
21 同 歩(37)
22 同 飛(32)
23 3七歩打
24 3四飛(36)
25 4五歩(46)
26 3三角(22)
27 4四歩(45)
28 同 銀(43)
29 4八飛(28)
30 3二金(41)
31 4五歩打
32 3五銀(44)
33 3三角成(88)
34 同 桂(21)
35 5五銀(56)
36 4三歩打
37 6四歩(65)
38 同 歩(63)
39 1六角打
40 2五角打
41 4四歩(45)
42 1六角(25)
43 4三歩成(44)
44 2七角成(16)
45 3二と(43)
46 4五桂(33)
47 4二と(32)
48 2四飛(34)
49 5二金打
50 同 金(61)
51 同 と(42)
52 3四角打
53 5六金打
54 4七歩打
55 同 飛(48)
56 4四歩打
57 5三と(52)
58 3八馬(27)
59 6三歩打
60 2九飛成(24)
61 3六歩(37)
62 5七桂成(45)
63 6二歩成(63)
64 同 銀(71)
65 同 と(53)
66 同 玉(72)
67 5七飛(47)
68 5六角(34)
69 6七歩打
70 6五桂打
71 3五歩(36)
72 5七桂成(65)
73 同 金(58)
74 4五角(56)
75 5四桂打
76 7二玉(62)
77 7五桂打
78 3六角(45)
79 5九歩打
80 2八飛打
81 6八銀打
82 3七馬(38)
83 6三銀打
84 8二玉(72)
85 4六銀(55)
86 6九角成(36)
87 同 玉(78)
88 5九馬(37)
89 7八玉(69)
90 6八馬(59)
91 同 銀(79)
92 8九龍(29)
93 投了
まで92手で後手の勝ち
先手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170814
昭和56年9月、河口俊彦先生と第31回NHK杯です。
大山先生の四間飛車に河口先生は腰掛銀から右四間飛車のようです。
今の目で見れば35歩には48飛とすべき。32飛に45歩で攻めます。
6筋の位を取る作戦でした。でも三間飛車で動こうとしているのに位取りは方向が違います。
3筋の歩交換に45歩、ちょっと無理をしている感じはありますが
この飛まわりの感触は良いです。41金をにらんでいるので
大山先生はおとなしく受けます。このまま収まると河口先生は作戦負けになりそうなので
自陣角。24飛には44歩同歩36歩同銀61角成同玉44飛、というつもりでしょうか。
でも25角と合わせるのが筋悪のようで(25同角同桂というのがつまらなく見える)難しいです。河口先生は多分とっさに44歩と突き捨てたのですが
角と金の取り合いは大山先生のほうが良さそうです。27馬の利きと
45桂と逃げ出すこともできましたし。河口先生は食いついておくくらい。
34角は好点で、形勢が開いていきます。
56金と手放すのは仕方ないですが、攻撃力が下がります。
大山先生は自玉を受けないで自然に大駒で攻めていきます。
桂を成り捨てれば駒が取れて
2手すきくらいの攻めが続きます。
河口先生も攻め駒が増えたので形にはなりました。でも金が無いので詰めろではないのです。
銀を投入して抵抗しますが
銀取りだったので首を差し出しました。
投了図。
16角と打つ構想は、河口先生の渾身の一手、という感じですが不発でした。位を取っての急戦という無理な流れがあるので、一気に優勢にはもっていけません。
有利になった後に大山先生の自然な好手が目につきました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:河口俊彦5段
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 4八銀(39)
4 4四歩(43)
5 6八玉(59)
6 3二銀(31)
7 7八玉(68)
8 4二飛(82)
9 4六歩(47)
10 4三銀(32)
11 4七銀(48)
12 6二玉(51)
13 5六銀(47)
14 3五歩(34)
15 5八金(49)
16 7二玉(62)
17 6六歩(67)
18 3二飛(42)
19 6五歩(66)
20 3六歩(35)
21 同 歩(37)
22 同 飛(32)
23 3七歩打
24 3四飛(36)
25 4五歩(46)
26 3三角(22)
27 4四歩(45)
28 同 銀(43)
29 4八飛(28)
30 3二金(41)
31 4五歩打
32 3五銀(44)
33 3三角成(88)
34 同 桂(21)
35 5五銀(56)
36 4三歩打
37 6四歩(65)
38 同 歩(63)
39 1六角打
40 2五角打
41 4四歩(45)
42 1六角(25)
43 4三歩成(44)
44 2七角成(16)
45 3二と(43)
46 4五桂(33)
47 4二と(32)
48 2四飛(34)
49 5二金打
50 同 金(61)
51 同 と(42)
52 3四角打
53 5六金打
54 4七歩打
55 同 飛(48)
56 4四歩打
57 5三と(52)
58 3八馬(27)
59 6三歩打
60 2九飛成(24)
61 3六歩(37)
62 5七桂成(45)
63 6二歩成(63)
64 同 銀(71)
65 同 と(53)
66 同 玉(72)
67 5七飛(47)
68 5六角(34)
69 6七歩打
70 6五桂打
71 3五歩(36)
72 5七桂成(65)
73 同 金(58)
74 4五角(56)
75 5四桂打
76 7二玉(62)
77 7五桂打
78 3六角(45)
79 5九歩打
80 2八飛打
81 6八銀打
82 3七馬(38)
83 6三銀打
84 8二玉(72)
85 4六銀(55)
86 6九角成(36)
87 同 玉(78)
88 5九馬(37)
89 7八玉(69)
90 6八馬(59)
91 同 銀(79)
92 8九龍(29)
93 投了
まで92手で後手の勝ち