第1問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/54/fcd09ca3118ef63db9e3416271b5f4ef.png)
軽く攻めます。
A 38飛 B 46角 C 35角
第2問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/4f/a21b6733551aa4ed716b8b6e992d8eaa.png)
駒がぶつかったところが考えどころです。
A 35角 B 53歩 C 33歩成
第3問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/47/f3d6d7dff392c0e7ec1c7420d979c3c8.png)
先手玉が堅いので強く攻めることができます。
A 35同飛 B 35同角 C 53歩
第4問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/da/6738d01a2f40c37e26324248cc8dce13.png)
これは気が付きにくいです。
A 26飛 B 33歩 C 52銀
第5問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7d/39a20e2ec89c9274a5aba94cdffadb60.png)
これが急所でした。
A 85同歩 B 95歩 C 43成桂
第6問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/35/646344644e4c796d17ef90b68a47a7f8.png)
これを手抜くことは滅多にないのですが
A 93銀 B 93桂 C 95桂
20180114今日の一手
10月7日の名南将棋大会から、KさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答
序盤から見てみます。
四間飛車に45歩の急戦です。後手としては65歩か73桂を考えたいですが、63金はおとなしくて、44歩同銀24歩同歩45歩53銀
45同銀と取るほうが難しい変化だと思います。33角成同桂24飛45桂同桂同飛
一番自然なさばき合いではありますが、先手の攻めのほうがスムーズです。21飛成に22歩
というのはかなり工夫した手なのですが(22同竜に44角を用意)、11竜25飛43角71金52角成29飛成
というのが問題図です。
☆ 形勢判断をします。
香と歩の交換ですが先手に持ち歩があります。龍馬VS竜 ですから先手の駒得です。
玉の堅さは後手のほうが少し堅いです。
先手の攻め駒は11竜52馬と持ち駒桂香で4枚。十分です。
後手の攻め駒は29竜と持ち駒角桂で3枚。
総合すれば先手が指しやすいです。
☆ 大局観として
この四間飛車に対する45歩の急戦というのは先手有利になりやすいです。理由は、右桂を使って攻めていて、金銀4枚が守りに使えること。
ななめ棒銀や棒銀では銀をさばいたとして、右桂が受けに役立ちにくいです。
ただし45歩急戦は玉頭銀が天敵なので、振り飛車が54歩を突いた時だけに成立します。
問題図では互いに自然な手を積み重ねているのですが、先手が指しやすくなっています。
さて、ゆっくりしていると19香を取られるので、攻める手を考えたいところですが、後手からの攻め筋にも気をつけねばなりません。この先手の囲いは名前なし、金銀4枚でもこのままでは堅くないです。
× 実戦は95歩ですが88角と打ちこまれました。
先手Sさんは動揺したか、94歩と取り込んで99角成
端攻めが弱くなっていますし、89馬もあります。これでは劣勢です。
88角に同玉と取れば
69竜68金19竜94歩、ここからいろいろありますが、97歩同香84香69香92歩
こういう感じで強く応じれば先手が十分に指せました。
後手は88角のほかに86桂があります。
86同歩87角同玉69竜
桂馬も捨てての両取りですが、先手玉が危険です。これは後手のうっちゃりが決まっています。
86桂には68玉
が徳俵という感じですが、ここで88角86歩99角成94歩89馬93桂61桂
攻めが続かないです。
○ 86桂と攻めれば
後手からの86桂を消しているので攻防の手です。53馬同金74桂という攻め筋が厳しいので、62銀など受けたら95歩
と端を攻めれば有利が広がります。後手からの88角が怖くないというのは前の変化で確認しています。
△ 66桂と打つと
86桂同歩87角同玉69竜78角58竜53馬61金打
踏み込んでみましたが、金を2枚渡すので後手に受けの余地があります。
86桂には68玉で
88角86歩(これで角を渡せるので53馬狙い)62金上74桂同金同馬
73歩75馬99角成77桂
これは先手玉が不安定なものの、金得なので有利です。
○ 86香も
後手からの86桂を消していて、63馬同銀83香成同玉71竜、という筋を狙えますから攻防の手です。
62銀には66桂
がありますし
61角と受けるのでしょうか。先が長いですが先手有利です。
△ 他には44歩
も攻めの手ですが、歩切れになるので42歩と受けられても得かどうかよくわかりません。
もちろん86桂もあって、68玉88角43歩成62銀
この後どうやって攻めるか悩みます。うまく攻められなければ後手よし。
○ 攻める手を見てきましたが、59銀
と受ける手を推奨します。これで86桂や88角が消えています。この先手の囲い、69金上の形で攻めるよりも、69金の形で攻めて59銀と引くというのがかなりの堅さなのです。
攻めるのは95歩、86桂、66桂、86香、44歩、43歩など、どれでも間に合うのではないでしょうか。
△ 59香と埋めるのは
攻め駒が減るのでもったいないです。39香も同じ。
○ 68金寄
というのもあります。
☆ まとめ
問題図では後手から88角と86桂同歩87角という2つの攻め筋があります。88角の方は取ればよいので、86桂のほうを受ける先手からの86桂か86香が攻防の手です。
危険だと感じたら先に1手入れておくと、先手玉の堅さが格段に上がります。それが59銀です。これは覚えておくとよいでしょう。一手受ければ強く攻めることができます。
この手があるというのも45歩急戦が有力だという理由の一つです。実は68金上としないで仕掛けるほうが勝ちやすいというのも不思議なのですが。