名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

研究会 5月から始めます。

2023-03-19 | 名将会

現在4人集まりましたが、4月の日程が合いません。告知期間が足りなかったということもあり、5月に延期して、もう少し参加者を募ります。

 

東海地区のアマレンレーティング大会の多くはスイス式4回戦ですが、青葉研(宮城)、太陽研(千葉)、銀河研(岩手)では3回戦の研究会方式を採用しています。これに習って、名南でも研究会を開きたいと思います。

順位をつけるレーティング大会が好みだという方はそちらに参加してください。大会形式で対局を重ねても強くならないなあ、という方を対象とします。棋譜をつけ、感想戦の時間を多くとり、棋力向上を目指します。

 

アマレンには名南将棋大会(参)として報告します。告知はしてもらわないかも。案としては以下の通り。参加者と相談して内容を変更することがあります。

<開催日>

5月で空いているのは5/3、5/4、5/5、5/6  5/7、5/13(和室のみ)、5/20(和室のみ) 、のいずれか。

毎月1回です。開催日は相談します。

<形式>

1回戦 9:30~11:30、2回戦12:00~14:00、3回戦14:00~16:00 、1局~3局の参加は任意です。1局だけでも構いません。

持ち時間は30分切れたら30秒、レーティング登録をする予定です。

先手番の方に棋譜をつけてもらいます。局後に再現できる方ならば終わってから。再現できない方同士ならば対局しながら記録してください。手空きの方はご協力を。また、他の人の感想戦には積極的にかかわってください。

<会費>

実費で会場代2400円はかかります。人数割りで300円くらい見ておいてください。表彰はしません。

<その他>

棋譜はkifファイルに落としこみ、ネット上で共有して、後日にも感想戦ができるようにしたいです。1週間後まではAIを使わずに、自分の力で変化を考えて、他人の棋譜でも書き込んで構いませんから、ファイルを更新してください。1週間たったら、AIで検討します。

ファイル共有にも連絡にもメールアドレスを使いたいです。PC等を使える方が効率的ですが、それを参加要件にはしません。

 

正月に、感想戦の効用の記事を書きましたが、それを実現したいのです。10人くらい集まったらよいなあと思います。よろしくお願いします。

参加したい方は、メール;左下カラムの「メッセージを送る」から、お願いします。希望日はありますか?

名南将棋大会でも受け付けます。

 

オンライン研究会が良いという方はこちらへ

 

 

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升田将棋問題集20230319

2023-03-19 | 升田将棋研究

先手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

どこから攻めましょうか。

A 55桂  B 24桂  C 26桂

 

第2問

 

これは角銀交換になりますが、どこでしょうか?

A 75同角  B 34歩  C 44角

 

第3問

 

持ち駒が豊富なので即詰みです。

 

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升田将棋研究(291);矢倉中飛車(松田茂行)

2023-03-19 | 升田将棋研究

今日の棋譜20230319

1955年9月、松田茂役先生と王将戦です。

升田先生の先手で矢倉です。

また右銀を繰り出して

5筋の歩を交換しました。

53銀に58飛。矢倉中飛車になりました。

44銀左のぶつけに46銀と引くのは仕方が無いようですが、

64歩54歩42銀66銀。左銀も繰り出して、中央の勢力は優ります。

右桂を使って攻撃力はありそうですが、先手玉が飛に近いので、攻めれば反動は大きそうです。

45桂に52歩。これはありがたかったかな。57歩同飛45銀同銀65桂打という筋もありそうなところでしたから。

飛を浮いたのは角頭を守るためでしょうか。65歩55銀左同銀同銀75歩・・・の時に違います。

松田先生は82飛~41玉の手待ちです。

升田先生も手待ちを入れつつ玉を固めたのですが、後手の松田先生はこの局面33桂で打開しました。昔の棋士は美意識があったので、後手番でも千日手を打開することが多かったです。でも打開するならば、先手が居玉のうちに動けばよかっただろうと思います。

33同桂成同銀上55銀左。激しい戦いが始まります。

84桂44銀同銀。こうなると後手玉の薄さが気になります。

24桂には同歩同歩とすると23銀が防ぎづらいようですから65桂で攻め合います。

32桂成同玉66角76桂

35歩に75銀と打ちましたが、86歩同歩88歩も有力だったでしょう。

44角同角34歩。後手玉は薄く、44角が消えれば詰まされてしまいます。

88角打同金同角成。これで後手玉が逃げ出せるようになった

と思ったら、69玉に41玉ではなくて57桂打。駒を渡しても大丈夫なのか?

57同銀同桂不成同飛48銀。詰めろではなさそうですが、68桂成同玉57銀不成から王手は続きます。問題は後手玉が危ないことです。升田先生はいっぱいもらったので

33銀同馬同歩成同玉34歩。後手玉が下に逃げるのは簡単ですね。44玉22角も簡単そう。なので34同玉ですが

26桂25玉55飛。35合駒は34銀36玉35飛同玉46角36玉26角・・・角が2枚あるので詰みます。

26玉17角37玉28金まで。

 

松田先生はどこかで玉を逃げだして(41~51)勝ち目があったと思うのですが、詰まないのに先手玉を追いかけてはいけませんでした。攻め合いは後手に分があったようです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1955/09/13(火) 00:00:00
棋戦:王将戦
戦型:矢倉
手合割:平手  
先手:升田幸三
後手:松田茂役
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 6八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(68)  
   6 6二銀(71)  
   7 2六歩(27)  
   8 4二銀(31)  
   9 4八銀(39)  
  10 3二金(41)  
  11 5六歩(57)  
  12 5四歩(53)  
  13 2五歩(26)  
  14 3三銀(42)  
  15 5七銀(48)  
  16 5二金(61)  
  17 4六銀(57)  
  18 4一玉(51)  
  19 5五歩(56)  
  20 同 歩(54)  
  21 同 銀(46)  
  22 8五歩(84)  
  23 7八金(69)  
  24 5三銀(62)  
  25 5八飛(28)  
  26 4四銀(33)  
  27 4六銀(55)  
  28 6四歩(63)  
  29 5四歩打    
  30 4二銀(53)  
  31 6六銀(77)  
  32 6三金(52)  
  33 7七角(88)  
  34 7四歩(73)  
  35 3六歩(37)  
  36 7三桂(81)  
  37 3七桂(29)  
  38 9四歩(93)  
  39 4五桂(37)  
  40 5二歩打    
  41 4八金(49)  
  42 3一玉(41)  
  43 9六歩(97)  
  44 1四歩(13)  
  45 1六歩(17)  
  46 8四飛(82)  
  47 5六飛(58)  
  48 8二飛(84)  
  49 6九玉(59)  
  50 4一玉(31)  
  51 5八金(48)  
  52 3一玉(41)  
  53 4八金(58)  
  54 4一玉(31)  
  55 5八金(48)  
  56 3一玉(41)  
  57 6八金(58)  
  58 4一玉(31)  
  59 7九玉(69)  
  60 3一玉(41)  
  61 5八飛(56)  
  62 3三桂(21)  
  63 同 桂成(45)
  64 同 銀(42)  
  65 5五銀(66)  
  66 8四桂打    
  67 4四銀(55)  
  68 同 銀(33)  
  69 2四桂打    
  70 6五桂(73)  
  71 3二桂成(24)
  72 同 玉(31)  
  73 6六角(77)  
  74 7六桂(84)  
  75 3五歩(36)  
  76 7五銀打    
  77 4四角(66)  
  78 同 角(22)  
  79 3四歩(35)  
  80 8八角打    
  81 同 金(78)  
  82 同 角成(44)
  83 6九玉(79)  
  84 5七桂打    
  85 同 銀(46)  
  86 同 桂(65)  
  87 同 飛(58)  
  88 4八銀打    
  89 3三銀打    
  90 同 馬(88)  
  91 同 歩成(34)
  92 同 玉(32)  
  93 3四歩打    
  94 同 玉(33)  
  95 2六桂打    
  96 2五玉(34)  
  97 5五飛(57)  
  98 2六玉(25)  
  99 1七角打    
 100 3七玉(26)  
 101 2八金打    
 102 投了        
まで101手で先手の勝ち

 

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