名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(41)

2025-02-25 | 基本定跡の研究

先手が角を交換して88銀とする形の続きです。

後手が急戦をあきらめて、64歩から木村美濃に移行した場合

所司先生は先手が4枚銀矢倉にする形を解説しています。

44銀75歩同歩86銀47角

前にもちょっと出てきたように、先手は7筋の歩を交換するのがねらいになります。後手は角を打ち来んで、75銀74歩84銀36角成

83歩73銀成同金左の筋は手番が移るので大したことはないようです。24歩同歩23歩52飛22角

46馬48飛19馬11角成51飛

この辺りは互角の戦いですが、少し後手が指しやすいか。44馬同歩同飛は先手の勝負手ですが33角と返されて

43飛成42歩32竜65歩は先手十分とされていますが、評価値は後手有利(-425)です。42銀44角51銀不成

これは先手有利とされているのですが、評価値は-126、後手ペースです。52金41飛48飛~65歩をねらわれます。

別の駒組としては、先手が銀冠を選ぶこともできて

一局だとされています。(向かい飛車対策で36歩が先のはずですが。) AIに聞くと、ここから36歩73桂68金右84歩56銀62金左45歩

こう進んだとして、33銀には16歩14歩66歩42銀37桂52金46角

65歩をねらってまあまあ、評価値は+186です。

戻って

53銀には66角

33角同角成同桂66角42銀44歩同歩同角

こんなところで、評価値は+165、先手ペースで進みます。

また戻って

55銀には同銀同歩44歩同歩43角

52角同角成同金61銀

この図の評価値は+244。

どれも先手が指しやすいようですが、必ずこう進むわけでもありませんし、力量次第というところでしょう。

 


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