名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(40)

2025-02-24 | 基本定跡の研究

「丸山ワクチン」ではなくなりますが、先手から角を交換して88銀とする形は無難です。

24歩同歩同飛とできるので、後手は33銀とする一手。68玉62玉78玉72玉48銀62銀

後手が早囲いを選ぶと、向かい飛車のねらいがあります。先手はのんびり58金右とはしないほうが良いのですが、22飛36歩64角

46角と合わせても、53角56歩44銀でちょっと損をします。AIに聞くと37銀44銀46銀35歩26飛36歩

この歩を取り返すかどうかですが、36同飛は24歩37桂25歩77銀

26歩には23歩同飛32角があるのですが、25歩のままだと23歩には32飛があるので難しいです。この図の評価値は+86

戻って

77銀と待つと、32飛27飛37歩成

37同銀同角成同飛同飛成同桂36歩34角

難しい戦いです。32銀45桂37歩成65角55飛33歩

65飛32歩成同金46歩

これが最善だというのですが、評価値は+207の先手良し。

一応は後手の向かい飛車に対応できるのですが、先手が58金右としなければ難しいことにはなりません。

戻って

58金右とはせずに、46歩22飛47銀

所司先生はこちらを勧めるのですが、24歩同歩同銀36歩25銀38金

26銀27歩同銀成同飛同飛成同金26歩・・・後手が銀を捨てて攻めるのでは無理でしょう。AIに聞くと35歩同歩26銀が正しく、

27歩35銀36歩44銀

この図の評価値は+38、互角ながら後手に2歩持たれたのでは面白くないです。

戻って

正しい駒組は46歩22飛36歩

24歩同歩同銀に38金

これならば25銀37桂26銀27歩

後手に3筋の歩を交換されることがありません。15銀16歩24銀26歩

この図の評価値は+237の先手良しです。

後手の向かい飛車の攻めには対応できるのですが、正しく受けないと先手が損をします。


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