先手番の藤井システムの続きです。67銀型がダメならば78銀型のまま
58金左とするわけですが、53銀46歩85歩77角74歩48銀75歩
後手の速攻が厄介なのです。後手番藤井システムで見たように、最善は75同歩64銀74歩ですが、84飛とされて
65歩には55銀
46銀と出る味があって、右64銀の急戦には46歩を突いたのがマイナスなのです。変なことをするとつぶされるので、39玉74飛28玉73桂79歩
この歩は66銀同角同角同飛78飛成に備えたものですが、かなりの屈服です。33角45歩24角56歩
そろそろかと反撃すれば、56同銀11角成22銀12馬33角
カウンターを食らって終わります。
仕方ないから怖いけど最初に56歩を突いてみましょうか。
ここは86歩同歩を入れてから46銀と取るのが後手の正しい応手です。 (後だと86歩同歩が入らない。)
王手飛車もありそうで怖いですが、64歩(同歩同飛77角成同銀75角66角は大丈夫です)77角成同銀76歩
後手は64歩を手抜いて(取ると同飛63歩54飛で互角)攻め合います。76同銀(88銀には64歩同飛75角66角同角同飛75角)86飛63歩成
こんな攻め合いはAIでないと指せませんが、76飛52と75角
66歩52金77金
77同飛成同桂76歩82飛
ここで77歩成52飛成42金
かなり踏み込んで後手有利から優勢(評価値は-733)です。
先手番の藤井システムが対急戦で簡単ではないというのも不思議なのですが、居玉を保つのにはもっと工夫が必要です。
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