名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-13 ゴキゲン中飛車(36)

2025-02-20 | 基本定跡の研究

「丸山ワクチン」の続きです。後手はしっかり玉を囲いたいので

美濃囲いにしてみます。79玉22飛36歩44銀58金右35歩

後手は向かい飛車に転じて、3筋の歩を交換しようと。所司先生の解説では45歩同銀66角

先手はカウンターをねらいます。後手は軽く55歩同角44角、同角同歩55角と応じて

36歩46歩54銀44角33角同角成同桂44角で後手苦戦 (先手有利) となるのですが、AIに聞いてみると52飛44角33角同角成同桂

この図の評価値は-125の後手ペースです。

戻って

ここはカウンターをねらうところではないようです。35同歩同銀77角

自陣角の打ち場所は66だと44銀45歩55銀が角当たりになるので、77のほうがわずかに優ります。これで44角同角同銀

この図の評価値は+131

あるいは

55角同角同歩36歩44銀

この図の評価値は+178

ちょっとした形の違いで評価値がぶれるのですが、先手としてはおとなしく収めたほうが良いようです。

もっと戻って

ここは77銀もあります。「丸山ワクチン」の構想とはずれるのですが、22飛には53角

44角の合わせが利かないので、先手は馬を作れます。この図の評価値は+174、先手の作戦勝ちになるでしょう。

ということは後手は向かい飛車にしにくくなって

これくらいの駒組です。どちらも妥協した結果、この図の評価値は+137。

 


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