ある日私の元にEメールが届いた。そして、交換日記の如く意見のやりとりをした。これはその記録である。
「℃-uteの新曲の件」 デラ☆ドル編集部E
初めまして、私は名古屋に編集部がある月刊デラ☆ドルというアイドル雑誌で編集をやってるEと申します。(中略) ℃-uteが新曲を出しましたが、インディーズ時代から℃-uteを応援しているアルファさんは今回の曲はいかがですか?私はちょっとK-POPを意識し過ぎるかなと思うのですが?
「Re:℃-uteの新曲の件」 アルファ
こちらこそ初めまして。(中略)そうですね。私もそのK-POP路線を狙いすぎているところが引っかかっています。もう少しメディアに向けて宣伝をするというのなら話題性でそういうのも有りだと思うのですが、℃-uteはご存知の通りメディア露出は多くない。ならば、まずは自分達の得意な部分を極めて、それを既存のファンにアピールし、そこから広げていくのが良いと思うのです。
℃-uteはモーニング娘。やBerryz工房と比べてもキャラは負けていないのですが、決定的な色がない。今の娘。ならシリアスな曲調にダンス。ベリなら楽しい曲。℃-uteは上手くこなしてしまうからどちらも得意な反面、決定的な色がつかないのです。曲を出す度に路線が違うのは果たして迷走なのかと心配になります。
「Re:SKEの場合」 デラ☆ドル編集部E
グループの色というのは大事ですね。ハロプロ以外を見ても、ももクロ辺りは既に出来上がっていますね。AKBは曲のイメージとしての色は固まっていないですね。その分、制服という見た目でイメージを作っています。
私は地元のSKE48を応援していますが、彼女達の曲はAKBよりはコンセプトに統一感があります。シングルは爽やかアイドルポップスである事が定着していると言ってもいいのではないでしょうか?
「Re:SKEの場合」 アルファ
私はAKBのシングルはまず大衆受けありきと言うか、カラオケ受けありきと言うか、あまりにパターン化されていてつまらなく感じるのですが、SKEのシングル曲は確かにアイドルポップスの王道みたいな楽しさはありますよね。
本当は℃-uteはBerryz工房と差別化を図るために、正統派アイドルポップス路線で行っても良いと思うのです。メンバーみんなアイドルチックな子だから案外正統派アイドルポップスが似合うと思うのです。以前にキャンディーズのカバーをやりましたが可愛くてハマっていました。
ところが、私もそうですがどうしてもカッコイイ℃-uteを見たくなる。激しく踊る℃-uteが見たい訳です。そのあたりのジレンマというか、作り手にも迷いがある。
「Re:これからの主役」 デラ☆ドル編集部E
私はハロプロはなんで℃-uteを大々的に売り出さないのか不思議なんですよ。彼女達は売り出せば今より確実にファンが増えると思います。まだまだメンバーも若くてアイドルど真ん中なんだし勿体ない。今回の曲みたいなものも良いけれど、基本はやはり可愛さあってのカッコ良さであってほしい。
そんな私が今一番注目する℃-uteメンバーは岡井千聖ちゃんですね。可愛いし面白い。女の子受けするタイプでもあると思います。せっかくYouTubeで盛り上がって来たのだから、うまくつないで人気を上げてほしいですね。
「Re:これからの主役」 アルファ
私もカッコイイ℃-uteは好きなので、今回みたいな路線はあっても良いとは思います。MVを見てもみんな大人っぽくなったなと思います。
だからこそ、可愛らしさも前面に押し出してほしい。可愛らしい曲で可愛く振る舞うからこそ、カッコイイ曲がよりカッコ良く見えてくる。
そういう意味では私が期待するメンバーは萩原舞ちゃんですね。春から高校生なマイマイがグループの鍵を握る人物かと思います。
まあ、カッコ良くて可愛いなら誰でも当てはまるのが℃-uteの良さなんですけどね。
この新曲もステージを重ねて完成度が高まっていくかもしれません。半年後の評価が楽しみですね。
℃-ute 『Kiss me 愛してる』 (MV)