tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

床の間は蓬莱飾り

2013-01-03 17:52:38 | 茶の湯
正月3日。
お正月も今日で終わりという方も多いいと思います。お正月らしい冷え込んだ一日となりました。

今日も昨日の続きで、床の間飾りのお話です。

  

蓬莱飾り                   床飾り

床飾りの左に飾ってありますのが「蓬莱飾り」です。

蓬莱飾りは、中国の東海にある蓬莱山を模して正月の床の間に飾り始めたものだそうです。

本来ならば、三宝の上に洗い米を敷き、ウラジロ、ユズリハ、松竹梅、お餅、橙、 干し柿、伊勢えび、熨斗あわび、勝ち栗、昆布などを飾るものだそうですが、我家の蓬莱飾りは、略式の物で、ごくごく簡単に作ったものです。

千歳盆に奉書を敷き、洗い米を1升5合、山のように盛り上げて、そこに、炭を奉書で包んで水引でしっかり縛り若松を立てます。
米1升5合で一生繁盛するようにとの願いを込めて盛り付けます。

蓬莱に 聞かばや伊勢の 初便り 芭蕉

そして、柳ですが、諸説色々あるようですが、私が先生から聞いたことだけを胸に、毎年続けております。

「明けまして御芽出とうございます。」と当て字で書きますが、正に「御芽出とう」という当て字の芽が出るという縁起だけで柳を使いるという、いたって単純な理由からです。

正月の床の間で柳が有る無しでは、雰囲気が全然違いますから、そんな事を考えるとこれからも使い続けるのでしょう。

コメント
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