tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

初釜も佳境に入って・・

2013-01-08 19:21:45 | 茶の湯
1月8日。

風もなく穏やかな一日でした。

正月気分も今日で終わり学校の始まりと共に、いつもの生活に戻ります。それでも、まだまだお正月の行事は全国で行われております。

今日は大学の稽古日でした。

「学校始まったばかりでも稽古やるの?」「ハイ。お願いしたいと思います。」
行って見たら、いつもより大勢集まっておりまして、活気のある稽古をして参りました。

みんなやる気満々です。気持ちを引き締めて望まなくてはなりません。

今日も昨日に続いて初釜の事を書いてみます。

食事が終わるとお菓子を出しますが、お正月は特別なお菓子を食べていただきます。

(写真を撮るのを忘れてしまいました)

初釜で使ったお菓子は、600年にわたり宮中で食べられていたおせち料理の一種と考えられていたそうです。このお菓子がお茶席で食べるようになったのはつい最近の事です。

お菓子を頂いて中立ちになります。

そして再び席入りをした後に、濃茶が出されます。これもお正月独特の島台といわれる重ね茶碗で出されますので、数人で飲み回します。



茶入、茶杓、仕服

茶入れは膳所、茶杓は松寿、仕服は大燈金襴

そして、普段は絶対に表には出てこない道具の一つに蓋置が有りますが、お正月にしか使えないものですので、表に出してみました。



筑波根

蓋置は文字通り釜の蓋を置く道具で、お客様の目に触れるのはほんの少しですので、陰でお点前を支えてくれる大切なものですが、拝見もなくひっそりと仕舞われてしまいます。

そんな蓋置に敬意を表して出してみました。

続いてお薄を頂いて3時間に及ぶ初釜は終わりました。



コメント
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