tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶室にも警策が・・・

2013-01-26 18:04:20 | 日常雑感
1月25日

底冷えのするような一日でしたが、今日も稽古でした。

今日は曹洞宗開祖道元禅師の誕生日で、正治2年(1200)1月2日に京都で誕生されております。
1月2日は旧暦ですので1月26日という事になるそうで、813年前の事です。



晃仙禅師御染筆 画賛 雪中托鉢是清風

ご縁を頂きました鶴見の総持寺の禅師様で、お茶会などありますたびに、お手紙をしたためお願いいたしましては揮毫していただきましたうちのひとつです。

聞くところによりますと、末寺の御住職をされておられても、面会などかなわず、遠くから手を合わせるのが精いっぱいだそうで、その御住職にそんな話をいたしましたら、何も知らない人だからできることで、中で修行したお坊さん方には、雲の上の、又、その上のお方だと言っておりました。

   

  警策 妙心寺東海大光管長筆 独座大雄峰

坐禅のときに使うもので、曹洞宗では「きょうさく」臨済宗では「けいさく」というそうですが、坐禅のときにビシッと背中や肩を打つものです。

お茶室の柱に掛けてありますが、皆さん気が付いているかどうか・・・

先ほどの御住職の方が、警策で時には事故がありまして、相手の耳を打ってしまい大怪我をさせてしまうこともあるそうで、打つ側も打たれる側も気を抜いてはならない・・・こんな事を言っておりました。

曹洞宗では壁に向って座っているために肩を打ち、臨済宗は壁を背にして座るので背中を打つそうです。
何度か経験がありますが、ビシッという音は強く感じますが、平らな物ですから少しも痛くありません。

ぼやっとしていると、ビシッと打たれるかも知れません。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする