tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お菓子の盛り付けにも意味が・・・

2013-01-17 18:00:33 | 茶の湯
1月17日

朝から気温が上がらずに寒い一日でした。

今日は朝からこまごまとした用事を順番に片付けておりましたら3時を大きく回ってしまいました。
朝から今日は散歩に行こう。と決めておりましたから大慌てになってしまいました。



1月

1月はいつ散歩に出かけたか忘れてしまうほどです。いつ行ったかな??

さて、今日は昨日と一昨日のブログの写真について少し書いて見ようと思います。



どちらも大きな器にお菓子が1個だけ盛り付けてありますが、これには大きな理由があります。

自宅での稽古では、小さなお皿に1個をのせ黒文字を添えて出しますが、大学ではそれをすると、ある事の練習にならないからです。

そのある事・・・日本人であれば必ず使う箸の持ち方です。

正しい箸の持ち方は、それぞれの家庭で親から教わりながら覚えるものだと思っておりましたところ、そうではないことにビックリしたのは数十年前です。

1年生で入って来て箸を正しく持って、お菓子をちゃんと取れる学生が余りにも少ないのには驚きました。
そういった事からお菓子は、器に盛り付けて箸で取るようにしております。

箸を右手で取り、左手に持たせ、そして右手でしっかり持つ、という一連の動作が出来ないのです。
順番を覚えても、右手で正しく持つことが出来ずにお菓子を掴むことすら出来ないという寂しい現実に戸惑うばかりです。

それでも週1回のお稽古を続けている内にお菓子を取ることが出来るようになりますから、子供の頃から正しい箸の持ち方を覚えてしまえば、大人になってからこんなに苦労をしないで済んだものを・・・と思う昨今です。

お茶を始めたからこそ、自分の箸の持ち方がおかしいと気がつきますが、何もしないで卒業してしまったら、きっと、どこかで恥ずかしい思いをするんでしょうね。



コメント
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