tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

初釜のお膳は・・・

2013-01-04 17:25:02 | 日常雑感
朝起きた時から、寒い寒いと思っていたらやっぱり一番寒い朝でした。

午前中は、祝膳に使う食材を求めてあちらこちらと動きまわっておりました。午後からは、いよいよ松花堂と重弁当を出し始めました。



重弁当

この重弁当は、盛り付けもしやすく、後片付けも楽という事で、最近こればかり使っております。これだけでは数が揃わないので、残りは松花堂です。

松花堂弁当はご存知だとは思いますが、岩清水八幡宮の社僧であった松花堂昭乗というが、農家の種入れに使っていた器をヒントに、色んな事に転用していたのが始まりとされております。

その入れ物が松花堂弁当として世の中の人々に知られるようになったのは、、それから数百年の後の昭和8年ごろだといわれております。

日本屈指の名料亭「吉兆」の創始者となる湯木貞一さんが、この器で茶懐石の弁当を作ったのが始りであるとされております。

松花堂弁当は蓋がついておりますの、盛り付けをしては積み上げることが出来ますのが、作り手には非常に便利であるし、事前に用意が出来るという利点もあります。
ただ、細かい器が4個入っておりますので、後片付けには時間が掛かります。

お弁当ですから、多少は冷めて美味しくいただける品々を選んで盛り付ければ最適で豪華な弁当になります。

お料理も、保存のできるものから着々と進んでおります。
コメント
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