それでは、連載第420回目は、鵜殿駅の9号をお届けします。
かつては稲沢操車場を起点に、紀勢本線鵜殿まで走る貨物列車、紀勢貨物とも鵜殿貨物とも呼ばれる貨物列車がありました。DD51が重連で任に就き、亀山でスイッチバックで編成の向きが変わり、そのまま一旦新宮まで行き、DD51単機で鵜殿まで戻るという貨物列車です。しかし後に輸送量の変化で伊勢鉄道経由となり、プッシュプルと思ったら全線DD51単機に変わり、並行高速道路の延長と相俟って、心配の声が出ていました。
そんな頃、鵜殿駅から荷主の紀州製紙まで専用線があり、貨物列車をDD51から引き継いだのが、当初は9号でした(写真)。古くはもっとあったかもしれませんが、平成20年代はそうでした。専用線から、貨車牽引のため入線した姿です。
その、向きを変えて(写真)。1エンジンの片キャブ形DBタイプ、歴史のある1両です。
しかし、同機は後に置き換えられました。その後継機は、次回にて。
それでは、次回をお楽しみに。
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