Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

The Sleepers#71

2016-03-24 | 鉄道写真


 それでは、連載第71夜は、平成20年の大宮のイベントをお届けします。


 車両展示は、青大将のEF58 93「つばめ」、直流特急色のEF65 535「さくら」が並びます(写真)。


 国鉄時代は「大宮工場」として一つの組織でしたが、JR化時にJR東日本とJR貨物部分が分離、JR東日本大宮車両センターと、JR貨物大宮車両所と、別組織です。しかし、イベントは同日に行われ、JR東日本とJR貨物の車両が並ぶということが可能でした。


 なお、「さくら」のヘッドマークは、白地にピンクの花の「さくら」と、ピンク地に白い花の「さくら」と、東京機関区のヘッドマークでも2種類あり、どちらも本物です。



 EF65 535は、EF65一般形として生を受け、僅かな期間でP形に改造され535と改番、JR化時にJR貨物高崎機関区に配属、同機関区最後の直流特急色現役P形として有名でした。しかし遂に同年引退となり、「富士・はやぶさ」を模した「惜別」のヘッドマークを装備して、最期の運用に就いていました(写真)。



 奥のJR貨物のスペースには、左ED62 17(直流一般色)、右EF65 1001(直流特急色、「あけぼの」ヘッドマークを装備)。が展示されます(写真)。EF65 1001はPF形初号機、P形、F形の運用実績に基づき製造された機関車で、重連用貫通路の装備と、飾り帯の省略が特徴です。JR化後各種の塗色変更が行われたことは、諸兄の知るところです。


 車両の展示は多かったですが、「夜行」と限定すると、この程度です。だんだん、肩身の狭い地位となっていったことが分かると思います。


 それでは、次回をお楽しみに。

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