それでは、連載第73夜は、平成20年夏の、夜行快速「ムーンライトながら」の写真をお届けしたいと思います。
平成28年3月のダイヤ改正で、大垣までのJR西日本車両乗り入れが廃止となりました。この写真は、その起源を思い出すのに、重要な一枚です。373系F4編成他9連「ムーンライトながら」が大垣に終着し、その乗客を関西に運ぶため、JR西日本からお迎えの電車が来ています(写真)。223系では無く、221系というのが要注目です。
「ムーンライトながら」の起源である「大垣夜行」は、153系準急の合間運用及び回送を兼ね、東京から中部圏の東海道本線の基地、当時の大垣電車区(現JR東海大垣車両所)のある大垣まで走る、夜行快速でした。関西圏との接続も、大垣からの普通で確保され、とても良い列車でした。東海道新幹線開業で廃止の予定が、投書から存続となり、それが永く続き、平成の世まで走り続け、最終的には準特急形の373系で運用されるに至りました。しかし、トラブル多発で定期列車から「青春18きっぷ」の時期だけの臨時に格下げ、それも続くか、危ういところです。毎日で無ければJR西日本が迎えに行く必要も無く、結果今改正で大垣~米原間のJR西日本車の運用は廃止となりました。
現状に見合った改正ではありますが、だんだんと無くなっていくのは残念です。何とか、ならないのでしょうか。
それでは、次回をお楽しみに。
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