14回目となった今回の連載。今回は、JR東日本の試作車、業務用車をお届けします。
最初は、新幹線車両センター(仙台)の屋外に保存される、”STAR21”953-5です(写真)。高速試験車、E2系の原型ともなっています。平成18年、イベント時の撮影です。
次も同日の撮影、当時試験中だった”Fasteck360S”、E954-10です(写真)。E2系後継の新幹線試験車です。同様に新在直通形”Fasteck360Z”(E955形)も造られましたが、試験終了と共に廃車されました。
E954-10、向きを変えてもう一枚(写真)。車両の側面の「耳」状の板は空気抵抗増加用ブレーキ板で、360キロ走行でもE2系同様の停止距離で停まるため試験された装置でしたが、実際の量産車E5系が320キロ運転で行われることが決まり、試験のみで終わりました。
そしてその結果、量産先行車として製作されたE5系S11編成、E514-1ほか10連です(写真)。平成22年のイベント時の撮影です。
E5系U編成は現在営業に就きますが、同編成は現在もなお試験車両S11編成のまま、量産化改造も行われず残ります。なお、U1編成は現在空番です。
同日、同センターの電留線で見られたE6系量産先行車、S12編成グリーン車、E611-1です(写真)。これを撮るため、わざわざ仙台から利府まで戻り、撮り直しました。
同編成大曲方先頭、E621-1です(写真)。E5系共々320キロ運転を見越し、この先頭形状になっています。
今回の最後は、”East-i”E926形です(写真、E926-6始め6連)。各種検測車、JR東日本で新幹線全線を走れる、唯一の車両です(ミニ新幹線対応、かつ50Hz・60Hz両対応は同編成のみ)。正面、ライトの下の窓はカメラと光源ですが、ここからレーザービームを発射するイラストもありました。
今回も、またしてもE6系の写真を忘れてしまいました。ストーリーは、計画的に進めていきたいものです。
次回が、この連載の本当の最終回か。次回にご期待ください。
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