朝窓を開けると船はまだ少ないようですが、尾道水道またいで対岸の向島への小型フェリーは頻繁に動いています。
向島との小型フェリー航路は四か所あり小型連絡船も一か所あります。
向島には尾道造船、日立造船などの造船所とその下請けの工場群が沢山あり人の往来も激しく橋を渡って車で移動するより身近なフェリーの方が便利なのでしょう。
フェリーと言っても200から300メートルの距離で3分ほどでしょう。
窓のすぐ右手の尾道市公会堂の隅では釣り糸を垂れているおじさんも
勿論私たちの宿泊している部屋の窓からも海釣りができます。
海まで1メートルでしょうか。
中村さんは朝ぶろに
私は読売新聞を・・・・・
さて朝食です。
朝食は角部屋の大きなお部屋、宴会場でしょうか?
昨夜の泊りは3組で6名です。
男性は我々のみ、あとは関東方面の女性二人連れ二組
言葉が西日本ではないようです。
ましては我が但馬弁では無いようです。
海を眺めての朝のビールは又格別です。
干物のアジの開きもおいしいです。
サービスのホットコーヒー関東方面からの女性客にお手伝いいただきました。
男前はつらいですね。
さて口コミ5の老舗料理旅館ともお別れです。
良かったですよとお礼を述べ近くの尾道海の駅へ
エンジン始動!家内に出港報告のメールを入れ出港です。
これをしておかないとおしかりを受けるのです。
出港メールと入港メール送信は海の男の必須条件です。
最高の景観の尾道水道を西に向け航行です。
約一時間ほどで目的地生口島瀬戸田港ビジター桟橋です。
三原港沖から佐木島と小佐木島の間を航行し高根島と生口島の間にある水道の瀬戸田港ビジター桟橋に接岸です。
電話を入れておいたら係りの男性が浮桟橋で待ち受けて頂いています。
ありがとうございます。
狭い水道で急潮なのですが今は丁度潮の流れが遅く係留にはいい時間帯です。
本土、各島間の3社の連絡船が頻繁に入出港を繰り返し引き波はすごいです。
あまり長時間の係留には不向きかもしれません。
フェリー乗り場が少し離れた場所ですが水路側ではなく陸側の桟橋であれば引き波も大違いのようですが・・・・
手続きを終えて目的地の西日光耕三寺へ
旧商店街「しおまち商店街」を通ります。
豪商だったような旧家やシャッターのしまった商店が軒を連ねます。
アベノミクスで全国のこのような街並みを活性化することができるのでしょうか?
少子高齢化、消費者がどんどん少なる中、若者が都会志向の中、このような衰退した商店街の活性化は至難の業と言うより不可能なようです。
まあ地元の豊岡の商店街も同じですが・・・・
耕三寺は近年では3回目ですがやはり金銀きらびやかな原色の寺院建築も大分色あせて来ていますね。
観光客は平日でもありまばらなようです。
丁度モミジの紅葉シーズン
この耕三寺にも沢山のモミジが植えられています。
少し写真撮りすぎてしまいました。
門前町でお土産調達と昼食です。
この島はアナゴとタコが名産です。
アナゴは赤穂の店でちょこちょこ頂くので今日は門前のタコ料理専門店へ
いろいろありますが今回はタコ天丼を
おいしいのですがタコがなかなか噛みちぎれなくて大きなタコ天を一切れずつ食べ切ります。
年のせいで歯が弱っているのか?
いえいえ私の歯はまだ若い者と変わらない強さがあるはずですが・・・・
タコの方が老齢で身がしわかったのでしょうか?
又この生口島はレモンの産地で有名です。
お土産は「レモン入りきんつば」と「タコ飯の素」です。
きんつばは地元のお菓子屋さんの息子さんが都会で修業されて帰ってこられいろいろ試行錯誤の上レモン入りきんつばを開発されたとか
おいしそうなので購入することに
ありがとう
さあ生口島を出港です。
大三島とに架かるしまなみ海道多々羅大橋下を通過し岩城島西側を航行し赤穂根島と9月にも上陸観光した津波島間の急流水道を通過し燧灘へ
豊島北を通過し響灘本船航路沿いに東へ
六島と佐柳島、広島、本島を左舷に見て与島を左舷に瀬戸大橋を東に向けてくぐります。
大槌島を右舷に見て直島に向かいます。
直島と宇野港の間を通り井島を右舷に見て犬島を左舷に牛窓沖から相生港に航行です。
牛窓沖からは船尾西側に真っ赤な夕日が沈んで行きます。
相生入港は5時半を回り夜間入港になりそうです。
近年夜間航行はあまりしたことがなく緊張です。
相生湾に入り一気に減速します。
レーダーとGPSプロッターを頼りにするより猫の目頼りの方が安心です。
電子機器はすべてOFF
我がネコ目が頼りです。
何とか無事相生マリーナが見えてきました。
揚降クレーンサーチライトが煌煌と海を照らしてくれています。
ありがとう
無事入港です。
お疲れ様でした。
洋上は何も考えなくボーとできることが一番いいですね。
エンジンの調子も絶好調、燃費も少し向上しているような穏やかな瀬戸内海また行きたいですね!
ではでは
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