バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

ゑびすや(料理)@木津温泉

2010-06-14 23:58:17 | 料理(旅館)

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旅館が4軒しかない、実に小さな温泉地、木津温泉。この「ゑびすや」は松本清張が2ヶ月に渡って投宿し、「Dの複合」を執筆したことで知られる老舗です。

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ここのお料理は部屋だしではなく、食堂でいただくことになります。竹の美しい庭を眺めながらの食事は心和みますね。

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まずはお酒。とりあえず6種の地酒を一杯ずつ取り合わせた利き酒セットをいただくことにしました。後でいちばん気に入ったお酒を注文してじっくり味わおうという魂胆。

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この時期、お料理は丹後、若狭の魚がメインになるようです。前菜に続いてお造りはイカ、ヒラメ、カンパチ、ウニです。

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煮魚は「アカラ」という魚です。初めて聞いた魚の名前に、思わず聞き返してしまったが、どうやらこのあたりではポピュラーな魚のようです。いささか小骨が多くて食べにくいが、上品な味付けは、さすが京都だ。

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焼き魚は巻貝とエビとキンキです。キンキはさすが高級魚。淡白のなかにしっかりとした旨みがあって美味。天ぷらは熱々を絶妙のタイミングで持ってくる。部屋だしだとこうはいきません。

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魚に比べて、お肉はボチボチかなぁ…もうちと質を高めてほしいが。

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アイナメのお吸い物とご飯に続いて、デザートのマンゴープリンで〆ます。

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朝食は大皿に盛られたカレイや野菜の炊き合わせ。サラダやフルーツはブッフェになっています。関西風の味付けが好ましいですね。朝から箸が進みます。

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浅利のお味噌汁は固形燃料で温めるのだが、これは意味がよく判りません。お椀で出してくれたらいいのね…

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ここは場所柄、カニのシーズンにお客さんが集まってくるようだが、オフシーズンのほうが値打ちあるかも。

  • 場所:木津温泉
  • 訪問日:2010年5月30日
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ゑびすや 旅館 / 木津温泉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


湯元榊原館(料理)@榊原温泉

2010-05-24 23:57:57 | 料理(旅館)

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榊原温泉の湯元、この温泉街では最大規模の旅館です。ワタシの旅では珍しい高級旅館なのだが、源泉掛け流しはここだけとあって、やむなく奮発してしまいました。

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この旅館では料理はレストランでいただきます。先付は、てこね寿司や春野菜の揚げ物など。桜が散らしてあって季節感を演出しています。

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向付は桜鯛や甘海老など。こちらも季節感を演出しているが、なによりも。鮫皮で摩り下ろす清涼な山葵が、主役を喰ってしまうほどの存在感です。

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肉は伊勢牛のフィレ。ブランドではないが松阪の近隣で育てられた牛なのでしょう。ワインのセカンドラベルみたいなもので、味は絶品!

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地元産野菜の温泉蒸しがメイン。しかしここの温泉は香りがマイルドなので、野菜に香りが移りきりません。も少し工夫を求めたいところ。

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デザートは真珠粉入りのきびあんこ、アイスクリームです。

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朝食も野菜中心のヘルシーなもの。温泉粥が味わえるのもいいが、やはり風味もマイルドです。全体的に上品な風合いに仕上げているお料理、さすが、高級旅館ですね。

  • 場所:榊原温泉
  • 訪問日:2007年4月15日
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榊原舘 旅館 / 榊原温泉口)
夜総合点★★★☆☆ 3.5


丸長旅館(朝食)@長湯温泉

2010-03-02 11:03:08 | 料理(旅館)

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和風のオーベルジュといった趣の丸長旅館、ここの朝食も地元野菜を中心としたヘルシーなものです。当然ながら初日と内容を変えてきます。

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初日と二日目では大根おろし・昆布が明太・しろ菜に変わっていますね。

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釜で炊き上げたご飯や汲み上げ豆腐は共通。この豆腐が大豆の味が濃厚で実に美味です。

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玉子料理は生、焼き、温泉玉子のチョイス。卵焼きは関西風の出し巻きです。それにしてもいい玉子を使っているなぁ…

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初日は野菜の炊き合わせが、二日目は鯛のカマが目玉。

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極上のお料理と、極上のお湯もさることながら、芹川の流れに抗って、懸命に漁に勤しむ鴨を眺めながら、時間を忘れてボンヤリ過ごすことのできる…まさに大人の宿といえますね。

  • 場所:長湯温泉
  • 訪問日:2010年1月24~26日
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忘れの里 雅叙苑(料理・朝食)@妙見温泉

2010-02-13 12:13:59 | 料理(旅館)

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田舎情緒を見事に演出している旅館、雅叙苑では、朝食は食堂でいただくことになります。この食堂も独立した建屋で、もちろん古民家です。

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地のものを丁寧に調理していて、ここでも自然そのものを味わうことができます。

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自然薯と芋ご飯です。実にねっとりとした自然薯には自然の滋味を感じますね。

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自家製の豆腐とさつま揚げです。豆腐は豆の味が濃厚ですね。こんなの毎日食べたら体の調子がよくなるやろな…

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自家製卵の玉子焼きと、自家製の干物。干物は鮭、鮎、鰯などのなかから鰯をチョイス。旨みが凝縮されていますね。この干物、敷地内の旗竿に吊るして干しているようです。

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この朝食は品数も多く、これをいただくにはじっくり1時間は掛かります。旨いだけでなく見た目にも美しい料理の数々と、実に上質の温泉。この旅館を味わいつくすにはでは、できるだけゆったりと滞在したいもんですね。

  • 場所:妙見温泉
  • 訪問日:2010年1月27・28日
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忘れの里 雅叙苑(料理・夕食)@妙見温泉

2010-02-12 23:40:54 | 料理(旅館)

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古民家を移設し、田舎情緒を見事に醸成している温泉旅館、雅叙苑では、専用鶏牧場の地鶏、地場の野菜類などの鮮度抜群の素材を、「おくどさん」のある厨房でシンプルに調理して部屋に運んできてくれます。

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料理も田舎風をかなり意識した構成になっていますね。

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メインとなるのは地鶏の刺身です。実に弾力ある食感が鮮度を感じさせます。生命をいただいているんやなぁ…っと実感させてくれますね。

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各料理は素材の持ち味を活かしている。なにより野菜の味が濃いんです。甘い野菜は実に甘く、苦い野菜は実に苦い…

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薩摩黒豚の角煮と豆乳の茶碗蒸しです。料理に合わせて、芋焼酎をいただきます。鹿児島の料理にはやはり芋焼酎が合いますね。

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蕎麦が出てきたのでこれで終わりかと思いきや、さらにお強が出てきました。もうお腹一杯。

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この旅館、いささか高級な部類のではあるが、酒類や夜食などの追加の料理(満腹になってしまって追加なんてありえないが)の値段が意外に安い。なかなか良心的ですね。

  • 場所:妙見温泉
  • 訪問日:2010年1月27・28日
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忘れの里 雅叙苑 旅館 / 表木山駅中福良駅嘉例川駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


丸長旅館(夕食その2)@長湯温泉

2010-02-08 12:41:46 | 料理(旅館)

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長湯温泉・丸長旅館、ここの2日目の夕食です。先付けに湯葉と菜っ葉を和えた一品がでてした。今日も繊細な料理が続くのかな?

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続いてエノハや鰻のお寿司です。

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海老、イカ、ホタテの焼き物です。酒に浸された素材を高温に熱された石で焼き上げる。石に乗せると即座に香ばしさが立ち上がってきます。レアぐらいが丁度いいな。

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蒸し物はすっぽんの茶碗蒸しです。すっぽんも濃厚だが、それに負けない濃厚な玉子が見事。

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お造りはブリですかね?ツバスかハマチかも知れない。

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椀物と煮物。今夜はどちらも力強い味付け。

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豊後牛のステーキです。脂の乗りだけでなく、しっかりと肉の味があるのが好ましい。

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デザートの黒豆のアイスクリームです。甘さ控え目。

一日目の夕食は実に繊細で芸術的、二日目は素材を活かしたダイナミックなお料理で、見事に趣向が凝らされていますね。

  • 場所:長湯温泉
  • 訪問日:2010年1月24~26日
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丸長旅館(夕食その1)@長湯温泉

2010-02-08 12:25:56 | 料理(旅館)

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日本随一の炭酸泉を誇る長湯温泉では、小規模ながらキラリと光る特徴を持ったお宿が点在しています。この丸長旅館もそのひとつ。シンプルながら上品な設えと温泉は前項で紹介したとおりだが、ご主人自ら包丁を握るここのお料理も見事。

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先ずは1日目、食前酒の橙酒、先付けの引き上げ湯葉、それと、鯛寿司や市松蕪などの前菜の数々です。

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椀物は蕪の海老真丈です、白味噌仕立てになっています。

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向付けは鯛とエノハのお造りです。エノハとはヤマメのこと。

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焚合せは焼大根です。ビーツが載っているのが渋い!

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揚げ物はエノハの空揚げです。淡白なはずのエノハが実に濃厚で驚かされる。

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煮物は里芋のオランダ煮です。少し揚げてから煮含めているようです。

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御飯物として焼きおにぎりの茶漬けが香の物とともに出てきました。香ばしい逸品です。

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水菓子はりんごのコンポートと苺です。全体的に、実に繊細な料理の数々、ご主人の腕が冴え渡っていますね。

  • 場所:長湯温泉
  • 訪問日:2010年1月24~26日
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丸長旅館 旅館 / 竹田市その他)
夜総合点★★★★ 4.0


海のホテル一の滝(料理)@勝浦温泉

2008-11-04 22:58:14 | 料理(旅館)

P1000750 温泉が秀逸なこの旅館では、料理はどんなもんでしょう。

料理が部屋出しになのは小規模な旅館だからできることでしょうが、しかし料理自体は一般的な旅館の料理。特に絶賛できる部分はありません。

冷えた焼き魚もなんだかなぁ…

P1000743 しかし、さすが勝浦、お造りの、特にマグロは特筆もの。勝浦漁港は生マグロの水揚げが日本一とのこと、そんな本場ではマガイモンは出せないでしょうね…

ツヤツヤな赤身は舌にとろける。トロではない普通の赤身なんだが、実に旨い。

脂っこいだけのトロより、こういった赤身のほうがよほど旨いと思うんだが…

P1000760 朝食も可もなく不可もなく。

せっかく和歌山なんだから、も少しいい梅干を使ってほしいもんです。

それにしても旅館の朝食に出てくるお櫃のご飯ってなんでこんな美味いんでしょ…

  • 場所:勝浦温泉
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詳しい地図で見る

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木屋旅館(料理)@三朝温泉

2008-09-21 23:17:55 | 料理(旅館)

P1000073 三朝の極上温泉の旅館、ここの料理も凄いぞ!

月見の季節の9月中旬のこと、先付の盆には押し寿司、生ハム、鴨のローストなどとともに、薄焼き卵の月にウサギがちょこんと座っています。

P1000075 汁物の豆腐が月の形になっている。

季節感の演出が巧みですね。

当たり前のようだが、丁寧に出汁をとっているのがわかります。

P1000077 お刺身は山陰の近海物。

コリコリと歯ざわりよく仕上がっています。

写真では大葉に隠れているが鯵の刺身もウマウマです。

P1000080 蒸し物のしんじょは、もう匂いも忘れるぐらいに久しぶりの松茸が載っている…

餡は関西風に薄味に止めているし、食用菊の花びらを散らして華やかに仕上げている、実にはんなりしていますね。

P1000083 揚げ物は海老の湯葉巻きと、意表をつく梨の天ぷら。

旅館の料理の天ぷらは、酷いところでは油がまわって冷めているところもままあるが、ここでは揚げたてをタイミングよく持ってきてくれる。

P1000084 最後のご飯は白いご飯ではなく、モズクの雑炊なのが面白い。

これならするすると胃に収まります。

ただ、食事の最後に磯の匂いをさせるのは少ししつこいような気もするが…

P1000109 朝食は冷奴、温泉玉子、焼き魚などと、よく肥えた蜆の味噌汁。

質素ながら上質です。

実に上品な料理の数々、料理人の腕が冴えてますね。

木屋旅館
夜総合点★★★☆☆ 3.7 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=31003635&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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