坂の多い別府の街の、山手のほううへずんずん登っていき、高速道路の巨大な橋の袂で降りました。温泉に造詣の深い方ならこの写真で何処か一目瞭然しょうね。
ひっそりとした明礬温泉の入り口近く、明礬のバス停に降りたちます。
数軒の温泉旅館の奥のところに地元の共同浴場、鶴寿泉があります。入浴は無料だが入り口の仏さんにお賽銭を入れることになっているようです。
中に入ると、5人程でいっぱいいっぱいの狭い湯船に、先客がぎっしり。二人ほどが上がるのを待って入浴してみるが、あれ?案外温いな。先客が埋め過ぎたのでしょうか。
大勢が入った後の湯を舐めるのは勇気がいるが、恐る恐る舐めてみたら硫黄臭はなく、僅かに酸味を感じます。多量の湯の華が舞っているが、僅かに白濁する程度。
じっくり浸かっているうちにだんだん先客が去っていき、ようやくシャッターチャンスが訪れました。しかしその分、湯量が一気に減ってしまいました。
たまたまなのでしょうが、期待してたガツン感は得られず、消化不良です。
この共同湯の横の空き地では、地面から自然に湯気が上がっています。民家の並ぶ中で当たり前のように湧く温泉…これが別府の底力ですね。
- 泉質:酸性泉 源泉温度69.5度
- 場所:亀の井バス・明礬温泉BS
- 2008年5月11日