福山駅から南東の方向へ、福山を代表する商店街、ふなまち通をずんずん進んでいちばん奥のところにある瀬戸内料理のお店です。宿泊のホテルにあったグルメマップで良さげだったので訪れてみました。昭和の香り漂う店内は、カウンターが数席とテーブル席、小上がりがあって、トータル30席ぐらいかな。
お通しは白身魚の南蛮です。広島の地酒「天宝一」とともにいただきます。
先ずはお造りの盛り合わせを。これで一人前。かなりのボリウムです。イカ、タコ、ハマチ、鯛、さざえ…どれも瀬戸内ものばかり。魚介の甘みが深いなぁ。さざえのお造りがこんなに旨いもんだとは…知りませんでした。
瀬戸内の旬のものということと、相方の強いリクエストでシャコを。しゃこ酢としゃこ一味焼きです。大概のものは好き嫌いなくいただくのだが、実はシャコだけは苦手なんですね。恐ろしい原体験があって…でもまあ全く受け付けない訳ではないので、折角だからいただいてみました。どちらも独特の旨みがあって美味しい(らしい)。
山芋の鉄板焼きとねぶと唐揚です。ねぶととはテンジクダイとかイシモチとも言われる小魚です。骨ごとパリパリいただけるのでビールのアテによさそうですね。
メバルの煮付けをいただきます。姿よく煮付けられた身は立派ですね。やや甘めの味付けは旨みも充分。さらにその旨みが野菜や豆腐にも浸み込んでいて実に旨い。
伺った時は開店直後だったのでガラガラだったのだが、お勘定をお願いする頃には満席近くに賑わってきました。ほとんどが地元のお客さんのようです。ガイドブックや口コミサイトには全く紹介されていない、隠れた地元の名店を見つけました。
- 営業時間:17:00~23:00
- 定休日:日曜