バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

亀屋旅館@川湯温泉

2011-09-15 00:09:15 | 温泉(和歌山県)

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川湯温泉は、北海道にも同名の温泉があるが、こちらは和歌山県田辺市本宮町にある温泉です。熊野川の支流、大塔川の川べりに中規模・小規模の旅館や共同浴場が軒を連ねていて、世界遺産の熊野古道にも近いため、ハイカーにも人気の温泉街です。

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なんといってもここの特徴は、川底から温泉の気泡が上がっているのが見え、川原を掘れば温泉が湧きだしてくること。関西には珍しいタイプの温泉です。

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この亀屋旅館は家族経営の小さな、しかしかなりの老舗旅館です。重厚な母屋は旅籠の趣で、文化遺産に指定されているらしく、何よりも目の前のバス停が「かめや前」となっている… これは老舗ならではのこと。この旅館に今夜の宿を決めたのは価格が手ごろながら自家源泉だからですね。

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早速温泉を…澄明なお湯は、湯の峰温泉に比べたら個性に欠けると感じるが、ほんのり匂いたち微発泡。

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湧き出たばかりのお湯が掛け流されているので浴槽の中はけっこう熱い。
しかし浴感がマイルドなので湯あたりは起こしにくいし、微炭酸なので保温効果もある。これは湯治に丁度いい湯質ですね。

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川湯温泉で人気なのは川岸をせき止めて造った「仙人風呂」。これは水量の少ない冬に、各旅館が共同で拵える、その名の通り千人ぐらいが入ることのできる大きな露天風呂。水着で入ることができるので、家族連れやカップルで賑わう実に健康的な温泉です。しかし、このときは折からの大雨で、川湯名物の仙人風呂はすっかり流出してしまい、看板役者を失った芝居の如く、実に閑散としていました。

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しかし本当の川の中から湯が湧いてくる野趣を味わいたいなら、この仙人風呂ではなく、各旅館が目の前の川原に掘っている専用露天風呂がいい。川の中から湯がプクプク沸いてきて、ときどき熱い湯がおケツに当たって「オゥワ!」と驚くのが楽しいですね。
しかし川の中では泉質を実感することはできません。やはり温泉は旅館のお風呂のほうがじっくり味わえます。

  • 泉質:ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉 67度
  • 場所:奈良交通、熊野交通、龍神自動車・かめや前BS
  • 訪問日:2009年2月27日
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