国道168号線を五條から十津川方面に向かい、新天辻トンネルを抜けて旧大塔村に入ったところの峠のサミット。ここに突如現れる施設、大塔コスミックパーク「星のくに」に隣接した、お土産店も併設する食堂です。
ここはあの日本一長い距離を走る路線バスの中から何度も見て気にはなってたんだが、ここで一度降りてしまうと次のバスまで長い時間を潰す羽目に陥るので今までスルーしてました。今回はレンタカーで十津川遠征。長距離ドライブの休憩がてら、ここを訪れることにしました。
店内はテーブル席とこ上がりで、都合30席程度。メニューはうどんを主で、他にも定食や単品もあるが、場所が場所だけに酒のアテになるようなものはないですね。
注文は肉しめじ(750円)と相方がぶっかけとろろ(700円)です。先ずはぶっかけが運ばれてきました。ゴマが小さいすり鉢に入っていて自分で擂るようです。少し頂戴したんだが、さすが打ちたて、湯がきたての自家製麺。コシもしっかりしていて、かつ艶やかさもある。胡麻の香りもいいですね。
肉しめじには牛肉とシメジがどっさり載っています。お出汁を啜ってみると、昆布の旨みがメインで節の風味が控え目になっている。その分、お肉から旨みが出てきていて、これが実にいい塩梅です。肉うどんの出汁とすれば、今まで食べてきた肉うどんの中で最上位!
饂飩はツルツルしているがコシは希薄。やや湯掻き過ぎの感があります。
追加で注文したこんにゃく天ぷら(300円)は、衣のサクサク感の中にこんにゃくの独特の風味と食感が相俟って実に美味しい。これをうどんに載せてもなお吉。国道沿いとはいえ、こんな山の中でレヴェルの高いお料理に出会えるとは…これは再訪必至です。
- 営業時間:9:00頃~17:30頃
- 定休日:火曜