花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~水菓子みたいな石達~

2012年06月08日 | 天然石標本
最後にご紹介するのは
過去にも何度か登場したことのある
私にとっては集めずにはいられない石
蛍石(フローライト)と
とても愛らしい宝石質のコバルト方解石(カルサイト)
それにこれまた非常に珍しい
クリアな方解石(カルサイト))の三つです。



『Fluorite』
(和名:蛍石)
 中華人民共和国 湖南省産





近年の中国産の蛍石は
水菓子みたいに透明度の
高いものが多いようです。
過去ブログでもご紹介した
ペールグリーンの蛍石も確か中国産。
(ペールグリーンタイプは
過去ブログ 2011.12.14参照)
今回は清流の清らさかを持つ
やはり同じく中国産の蛍石です。







一部拡大した画像です。
縁の部分がうっすらと青味がかっているのが
おわかりでしょうか?
光に透かすとキラキラしてそれはそれは綺麗。
実はこの部分、撮るのにものすごく苦労しました。
それでも若干見づらいでしょうか…?



今回のミネラルマーケットが
水晶をメインにしたもののせいか
大型標本や研磨加工されたものが多く
思った以上に心惹かれるものがないなぁと
がっかりしていたところ
最後の最後で訪れた二階会場のお店で
いきなりこれは!と思う石屋さんを発見。
残りの予算を全部注ぎ込んで
購入したのがこの三種類の品。
恐らく新規の石屋さん(だと思います)なので
次回からまた楽しみが増えました~♪



『Cobaltian Calcite』
(和名:コバルト方解石)
 モロッコ産





こちらも過去ブログに二度ほど
登場したことのある
コバルトカルサイト(方解石)です。
まるで宝石みたいに煌めいて
このタイプのコバルトカルサイトを
手に入れるのは始めてかも。
ちなみにコバルトカルサイトの詳細については
以下のブログをご参照下さい。


参照 2010.9.7と2011.1.7


どちらも今回の透明な結晶タイプとは全く異なるので
ぜひ一度見比べてみて下さい。
同じコバルトカルサイトでも
色んな種類があるんですね。





少し大きめの画像です。



『Calcite』
(和名:方解石)
 中国人民共和国 梧州、広西チワン族自治区産





水晶並みの透明度の高さにビックリ!
こんな方解石があるんですね~。
まるでゴシェナイト(緑柱石のカラーレス)のよう。





斜め下から見た画像です。
この石、カルサイトなんですが
確認したところダブリング効果
(文字などを透かした場合、二重に見えること)は
あまりないようです。
透明度の高いカルサイトの中には
アイスランドスパー(和名:氷州石)と
呼ばれるものがありますが
こちらはダブリング効果が強いのが特徴なので
これとも違うタイプなのかな?と。
つい珍しくて購入してしまいましたが
実際のところどうなんでしょうか…?
石の世界はいくら勉強していても
奥が深くてなかなか把握しきれません(苦笑)。


カルサイトの詳細については過去ブログ
2010.12.1をご参照下さい。



今日で戦利品の紹介は全て終了です。
キャンドルクォーツ(カテドラルクォーツ)は
残念ながら今回のマーケットでは
あまり出回っていなかったようです。
ミルキィクォーツの方も
これは!という品に巡り合えず(泣)
やはり石は一期一会
常に欲しい品が手に入るとは限りませんね。
楽しみは次回に取っておくことにします。



またしばらくブログをお休みしますが
今後はもう少しこまめに
更新ができたらなと思っています。


コメント (2)
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天然石標本~超美麗なアホー石入り水晶~

2012年06月07日 | 天然石標本
今回の戦利品の中で最大の目玉であり
大満足の一品だったアホー石入り水晶
=アホーアイト(アホイト、アジョイトとも)
インクォーツをご紹介します。
まさにこれを手に入れるために
初日がんばって並んだようなものです!(笑)


過去ブログでは2011年3月25日に紹介していました。
(購入したのは2010年12月の新宿ショーでしょうか)
再度詳細について載せておきますね。


名前の由来は、産出地である
アメリカのアリゾナ州にある
“アホー”という地名から。
水晶内に含まれる青緑色の鉱物は
銅の珪酸塩鉱物の微結晶。
現在、アホー地区は立ち入り禁止となっており
最近市場に出回っているのは
もっぱら南アフリカ・メッシーナ産である。



近年発見された天然石の中では
珍しさといい、色の美しさといい
鉱物コレクターにとってはまさに垂涎の的。
もちろん希少価値はものすごく高く
一時は産出地の鉱山が閉山し
全く市場に出回らなくなったとか。
2007年にようやく南アフリカ・メッシーナ鉱山から
発見されるようになったものの
全体的な数量はわずかなので
値段がとんでもないことになっている石。



以上が前回ブログで紹介した内容です。
そして今回ゲットしたのがこの石。


『Ajoite in Quartz』
 南アフリカ・メッシーナ産







見ての通りとにかく超々美麗~!
ターコイズブルーの色もくっきりと
水晶の形もきちんとしたもの。
前回ゲットしたものが
1cm程度だったのに比べれば
お値段の割には破格の品質~!
(といっても万単位はしましたが・苦笑)







斜め横から見た画像です。


この石に出遭った瞬間目が離せなくなり
30分間必死に選びまくりましたよ~!
そしたら同じように隣で
店のご主人(外国人の方)と
英語で交渉していたおじさんが
(恐らく石の業者さんだと思われます)
私の手元をチラリと見て
その石、質が良いよ~と一言。
いやもう私の目に狂いはなかった!(笑)
で、二日後の日曜日に今回チケットをくれた
石友さんにもお店を紹介すると
彼女もしっかり2個ゲット!
やはり値段の割には品質が良く
お買い得品を紹介してくれたと
ものすごく感謝されました!(喜)


この手の鉱物はいつ閉山になって
市場から消えるかわからないものなので
特に品質の良いものは
手に入れられるうちにゲットするのが
鉱物コレクターの極意。
とはいえ、お値段もかなりなものなので
そう単純にはいかないのが現実です。


そうそう、お店のご主人ですが
英語で値引き額を教えてくれ
OK?と確認されたのですが
とにかく言葉が早いのと
ヒアリング力のない私には
片言しか聞き取れませんでした~!(泣)
でも戻ってきたお釣りの額が
思った以上に多かったので
(一緒に購入したハート型水晶は
完全におまけだったようです)
かなりサービスしてくれたみたいです♪(嬉)
最後に「アリガトウ~!」とにっこり笑顔。
思わずこちらも「サンキュー」と片言英語で
お礼を言っちゃいました!


それでは次回は明日
最後を飾るのは水晶以外の
とても綺麗な天然石の数々です。
新しいお店での購入だったのですが
どれも目をみはるばかりの一品ぞろい。
ぜひぜひお楽しみに~♪


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天然石標本~ハート水晶と水晶玉~

2012年06月06日 | 天然石標本
二回目にご紹介するのは
今回のミネラルマーケットでメインだった『水晶』です。
私にしては珍しく研磨された水晶玉と
ハート型のとても可愛い水晶の二種類。


水晶玉の方はヒーリング系のお店での購入でした。
恐らくインド産だと思います。
(ヒーリング系のお店は産地が
明確でないところが多いんです・苦笑)
内部に含まれている幾つかの赤いポッチは
レピドクロサイト(鱗鉄鉱:りんてっこう)かと。
水晶にはよく含まれる鉱物です。
以前、ブログでもご紹介したハーレクイン水晶が
この代表例ですね。






初夏をイメージして金魚のハンカチの上で
撮影してみました。
赤いポッチと金魚の色が似てるでしょう?






画像ではわかりずらいですが
うっすらとルチルも含まれているようです。





また、内部にクラック(ひび割れ)が有り
光の角度によっては虹色に輝くことも。
このクラック、お店の方は天使の囁き(だったかな?)と
呼んでました。
こういう感覚がヒーリング系のお店なんだなぁと(笑)。



続いて二つ目は


『Japanese Law Twin』
 (和名:日本式双晶)
 マダガスカル産


書籍及びネット等による説明は以下の通り。


明治時代に日本で発見され
ドイツの学者(V.Goldschmidt)が命名。
二つの結晶が84度34分の規則性を持った角度で
接合している水晶を日本式双晶と呼ぶ。
形状は、一番よく見掛けるハート型、
他、軍配型、V型と三つの種類。
平板状のものが一般的で、
六角柱状型やアメジストの日本式双晶は稀である。
また、国内では夫婦水晶とも呼ばれている。






以前からずっと欲しかった一品です。
見ての通りとにかく形が超可愛いです♪
今回の戦利品の目玉である
アホーアイト(アホー石)と同じお店で購入したんですが
おまけしてもらったのでものすごくラッキーでした!
もう少し透明だともっと良かったかも(苦笑)。
次回に期待したいです。


ちなみにこの水晶、日本式と命名されていますが
ミネラルマーケットで実際に出回っているのは
マダガスカル産など海外産出のものが多いです。
海外ではツインクォーツの名で有名だとか。
何だか意外な感じもしますね。


毎回思うのですが
自然の造形美はとっても不思議。
こんなに可愛いハートの水晶が
自然に形作られるのですから。


それでは次回は明日
前述しました今回最大の戦利品(値段とも・笑)
アホーアイトをご紹介したいと思います。

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先着プレゼント(化石&鉱物&隕石セット)

2012年06月05日 | 天然石標本
今年も恒例の第25回東京国際ミネラルフェア
通称『新宿ショー』の初日に行って来ました。
今回でなんと18回目の参加です!
学生時代からなので
我ながら随分と長く通っているんですね~(驚)。


そして今回はちょっと無理かなぁと思っていた
150名先着プレゼントも無事ゲットできました。
(招待券送ってくれたMさんありがとう~!)
ちなみに整理券番号は71番。
サラリーマンの方が出社前に並んで
プレゼントだけもらって
そのまま職場へなんてこともあるようです。
きっと買い物は仕事帰りか昼休みにでも
寄るつもりなんでしょうね。


それでは今日から数回に分けて戦利品の数々を
ご紹介していきたいと思います。


まずは先着プレゼントで頂いた品から。





左からモササウルスの歯(化石)
グリーンフローライト(鉱物)
オデッサ隕石(隕石)のセットでした。
化石と隕石は自分で購入することはないので
ものすごく得した気分です♪


個別画像はこんな感じです。





さすがに恐竜の歯なので、牙のようです。





グリーンフローライトは初心者向けって感じでしょうか?
綺麗で値段も安め、とても良心的な鉱物で
私も大好きです!





最後はアメリカ・テキサス州オデッサ産の隕石(隕鉄)
隕石関係は扱いが難しくて(鉄が含まれているだけに錆びたりとか)
ほとんど手を出すことがないんですが
こうやって手に入ると嬉しいものです♪


それでは次回はできましたら明日
今回メインだった水晶を幾つか
ご紹介したいと思います。

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